EV化進むもなぜ日産「リーフ」販売落ち込む? 今後は防災需要に期待か

世界的にEV化が進んでいますが、その市場を黎明期からけん引してきたのが日産「リーフ」です。しかし、ここにきてリーフの販売台数が落ち込んでいるといいます。ユーザーの関心が高まっているなかで、どのような事情があるのでしょうか。

EVの先駆者「リーフ」 EV化進むなか販売苦戦か

 自動車業界は世界的に電動化にシフトしていますが、「世界一売れている電気自動車」である日産「リーフ」の販売状況は、雲行きがあやしくなっています。
 
 なぜ、電気自動車市場をけん引してきたともいえるリーフの人気に陰りが出ているのでしょうか。

電気自動車市場をけん引してきた日産「リーフ」。世間がEVに関心を示す中、なぜ販売低迷しているのか
電気自動車市場をけん引してきた日産「リーフ」。世間がEVに関心を示す中、なぜ販売低迷しているのか

 自動車業界は世界的に急速な電動化への流れの真っ只中にあります。

 メルセデス・ベンツは「エレクトリック・ファースト」と題した戦略を掲げ、2022年までに6車種のEV「EQシリーズ」を投入すると発表しました。

 フォルクスワーゲングループでは、フォルクスワーゲン「ID.3」やアウディ「e-tron」、ポルシェ「タイカン」といった電気自動車を各国で販売し、今後の新モデル発売もアナウンスされています。

 また、ボルボやジャガーなど、ガソリンエンジンからの撤退を発表しているメーカーもあります。

 一方、日本では経済産業省が2020年12月に策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」のなかで「遅くとも2030年代半ばまでに、乗用車新車販売で電動車100%を実現できるよう包括的な措置を講じる」とし、この内容はメディアで大きく報じられました。

 そんな世界の自動車電動化をリードしていたのが、日産の「リーフ」でした。

 リーフは、2010年12月の発売以来、累計生産台数が50万台を超える大ヒットとなり、「世界一売れている電気自動車」との称号を受けています。

 このように世間の関心が電気自動車に傾きつつあるなかで、日本国内でのリーフの売れ行きに陰りが見え始めているようです。

 2020年の販売台数は11万286台と、前年比57%に留まっており、さらに直近の2月の新車販売台数では、956台と前年同月比で32.1%にまで落ち込んでいます。

 2020年における登録車全体の販売台数が前年比87.7%だったことから、コロナ禍に苦しんだ自動車業界のなかでもとくに落ち込みが目立つといえるでしょう。

 リーフの売れ行きが落ち込んだ原因について、日産の販売店スタッフは以下のように話します。

「2代目リーフが発売されたのが2017年9月で、需要が一巡したのかなという印象です。

 環境に配慮するという企業イメージのアップにつながるため、リーフを選んでくださる法人需要もありますが、コロナ禍でその需要も伸び悩んでいます」

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