なぜ「無意識あおり運転」続出? 意図的でなくても違反になる? 注意すべき行為とは

昨今、話題となっている「あおり運転」。実は無意識に「アオっている」可能性があるといいますが、どのような部分に気を付けたほうがいいのでしょうか。

あおり運転にならないために気をつけたい走行中のポイントとは?

 2020年6月末に改正された道路交通法で厳罰化された「あおり運転」ですが、自分では意識しなくても受け手によってはあおり運転になってしまう可能性があります。
 
 あおり運転にならないように、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか。

執拗に車間を詰める行為も「あおり運転」となる可能性もある
執拗に車間を詰める行為も「あおり運転」となる可能性もある

 これまでの道路交通法では、あおり運転に関する行為について明確な規定はありませんでした。
 
 しかし、前述の法改正によってあおり運転などの危険行為を「妨害運転罪」として定めたのです。

 その内容は、ほかの車両などの通行を妨害する目的で、急ブレーキ禁止違反や車間距離不保持など、定められた10項目の違反行為をおこなった場合には最大で懲役3年、妨害運転により著しい交通の危険を生じさせた場合は、最大で懲役5年が科せられるというものです。

 妨害運転罪が定められた背景として、近年ニュースで多く見かけるあおり運転の社会問題化があり、2017年の「東名高速夫婦死亡事故」や2019年8月の「常磐道あおり運転殴打事件」などの大きな事故、事件になってきているのが大きな影響となっています。

 そんなあおり運転が社会問題化となっている昨今ですが、自分では意識しなくても受け手によってはあおり運転をしてしまっている可能性があります。

 まず、急ブレーキや急ハンドル、急加速などの「急」のつく動作は控えましょう。

 道路交通法第24条でも、「ドライバーは、危険防止する場合を除き急ブレーキをかけてはならない」と定められており、こういった動作をすることで周りの車両に不快感を与えてしまいます。

 また、ハイビームの点灯もあおり運転と思われてしまう場合があります。

 通常、夜間ではハイビームを点灯することが義務づけられていますが、対向車や歩行者から眩しく迷惑となり、相手に不快感を与えてしまいかねません。

 近年では、オートハイビーム機能が装着されている車種が多いですが、完全な自動機能ではないため、ハイビームが必要ない場面でも自動で切り替わっている場合があります。

 そのため、自動機能をうのみにせず、走行する道路の状況などによって、自身で切り替えることが大切です。

 ほかにも、警察庁ではあおり運転予防について、「思いやり・ゆずり合いの安全運転」を推奨しています。

 具体的には、安全に停止できるような速度や車間距離を保つ、並進している車両に幅寄せをしない、ほかのクルマの前方への急な割り込みやみだりに進路変更をせずバックミラーで安全を確保したうえで変更することをポイントとしています。

 周りのクルマの動きを注意し、思いやりやゆずり合う気持ちをもって運転することが大切です。

 走行中の気をつけるポイントについて、警察署交通課の担当者は以下のように話します。

「相手にプレッシャーを与える運転をしないことを心がけると良いでしょう。

 クルマ同士で前後左右で安全な距離を空け、急な動作をしないことで、無意識のあおり運転のほとんどは防げると思います。

 これは安全運転の仕方でもありますので、あおり運転の有無にかかわらず常に意識してほしいと思います」

【画像】あなたは無意識にやってない? あおり運転となる行為は?(14枚)

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コメント

3件のコメント

  1. 世の中、全てが受けて次第になってるね。
    そりゃそうかもだけど。
    原因をつくっていることは、棚にあげてっーことも多いけどね。

  2. H4ヘッドライトをLEDにしていて、灯体が想定以上の光量となって散乱光が出ている。
    そもそもカットラインが出ないので車検に通らないような安物を装着している。
    後ろに人や荷物を載せたらレベライザーの調整が必要なのにしてない。

    といった人は、ハイビーム状態であおられていると勘違いされるリスクがあります。
    意識したことがない人は確認してみて。

  3. 車間距離を積めれば早く目的地に着けると勘違いしてる奴が多い。
    車間距離が詰まった流れほど渋滞になる。