サイズや排気量をあえて小さく! 大人に似合うダウンサイジングカー5選
コンパクトでも上質感のある内外装が特徴のモデルとは
●日産「ノート e-POWER AUTECH」
日産のコンパクトカー「ノート」は、2代目モデルの後期に投入されたハイブリッド仕様「e-POWER」が人気を博し、同社の主力モデルへと成長。そして2020年12月にフルモデルチェンジし、3代目モデルはe-POWER専用車となりました。
新型ノートは鋭い顔つきのショートノーズ&ロングルーフで、コンパクトサイズでありながら居住空間も広い実用性の高さが魅力となっています。
質感も高めたノーマルの新型ノートでも十分かもしれませんが、大人が積極的にダウンサイジングするには、少しだけ物足りなさを感じてしまうのも事実。そこで選びたいのが「ノート e-POWER AUTECH」です。
「AUTECH(オーテック)」とは、日産の子会社であるオーテックジャパンが手掛ける「プレミアムスポーティ」をコンセプトとしたカスタムカーブランドです。
ノート e-POWER AUTECHは、フロントグリルやカラードドアミラー、LEDヘッドランプ(アダプティブLEDヘッドライトシステム)、16インチアルミホイールなど専用パーツを装備。
ブルーを基調としたレザーシートや本革巻ステアリングなど、インテリアの各所にブルーのステッチが施されるなど、通常仕様のノートとは一線を画す上質感あふれるスタイルを特徴としています。
全長4080mm×全幅1695mm×全高1520mmと5ナンバーサイズをキープしたボディに、WLTCモード燃費28.4km/L(X・2WD)という低燃費を誇る1.2リッターエンジンと組み合わせた第2世代の「e-POWER」搭載。
さらに「360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)」の標準化や、純正ナビと連動した「プロパイロット」も搭載。安全装備の充実も図られ、大人があえて選びたくなるプレミアムなコンパクトカーの代表格といえそうです。
ノート e-POWER AUTECHの価格は250万4700円から276万3200円です。
●マツダ「CX-3」
スタイリッシュなモデルが多いマツダのSUVラインナップのなかで、もっとも小さなモデルとして「CX-3」があります。
現在のマツダのアイデンティティとなっている「SKYACTIV」と「魂動デザイン」を組みわせ、スタイリッシュなコンパクトSUVとなっています。
CX-3は「マツダ2(旧デミオ)」をベースとし、全長4275mm×全幅1765mm×全高1550mmというサイズのボディで、コンパクトながら上質感を感じられるのがポイント。
居住性は劣りますが、ルックスは兄貴分である「CX-5」より完成度の高いデザインに仕上がっているといわれるほどです。
CX-3はリアシートの足元の狭さなどが不満点として指摘されますが、多人数乗車する機会が減ってダウンサイジングするのであれば、あまり気にならない部分でしょうし、インテリアの質感が高く評価されています。
また、最低地上高も高めに設定されているので、ロードクリアランスを意識しないで走れるクーペのような感覚で乗ることができます。
発売当初は1.5リッターディーゼルターボエンジンのみの設定でしたが、現在では1.5リッターと2リッターのガソリンエンジン、1.8リッターディーゼルターボエンジンと3種類のパワーユニットが選べるようになっています。
そのなかでもお勧めなのが、1.5リッターガソリン搭載モデルです。
2リッターや1.8リッターディーゼルに装着される18インチタイヤは、見た目はいいけれど乗り心地が硬く、むしろ1.5リッター仕様が履く16インチタイヤのほうがマイルドで乗りやすいでしょう。
同じクラスのライバル車としてトヨタ「ヤリスクロス」や日産「キックス」などもありますが、スタイリングがちょっと若者向け過ぎると思っている人にとって、欧州車のような雰囲気を感じさせるCX-3のほうがふさわしいのではないでしょうか。
CX-3の価格は189万2000円から316万2800円です。
●ホンダ新型「ヴェゼル」
せっかくダウンサイジングして新車に乗り換えるのであれば、やはり話題の新型車もチェックしておきたいところです。
そんな新しいモノが好きな人にお勧めしたいのが、2021年4月に発売される新型「ヴェゼル」です。
初代ヴェゼルは扱いやすいサイズと実用性の高さ、ホンダらしい都会的なデザインがミックスしたクロスオーバーSUVとして支持されました。
7年ぶりにフルモデルチェンジされる2代目モデルは、最新トレンドである薄目のヘッドライトや一文字に光るリアコンビネーションランプを採用し、1クラス上の高級感を演出しています。
搭載されるパワーユニットは、1.5リッターガソリンと1.5リッターハイブリッドの「e:HEV」の2機種。
このe:HEVは、通常走行はモーターで、高速巡航やパワフルさが必要なシーンではエンジンのパワーが加わるといった具合に、環境性能と走行性能を自動でコントロールする次世代ハイブリッドシステムです。
さらに先進運転支援機能がパッケージングされた「ホンダセンシング」も標準装備され、後方誤発進抑制機能や近距離衝突軽減ブレーキ、渋滞追従機能付きクルーズコントロールなど、嬉しい機能も充実しています。
また最新モデルらしく、コネクテッド技術も最新です。スマホがキー代わりになる「Hondaデジタルキー」や車内Wi-Fi、ドアロックの開閉だけでなくエアコンも操作できるリモート機能など、最新のデジタル装備も充実していて、ガジェット好きにも納得の機能を搭載しました。
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これまでの「大きい=高級&装備充実」の時代はそろそろ終わりを迎えつつあるといえます。
サイズは小さくても上質感やスポーティさ、先進性が求められる昨今、大人が積極的にダウンサイジングして乗りたくなるコンパクトなクルマがトレンドになっているようです。
※記事初出時より、記事タイトルに誤字がありましたため訂正いたしました(21日午前9時50分)
メルセデスC200のような1500ccマイルドハイブリッドは言われて初めて知る排気量に驚き!だし、本来は低速域が苦手な領域にこそ威力を出す電気仕掛けでいいんじゃないですかね?
セコいダウンサイズは後々仇にるんじゃないかな、最近も軽も重くなったから有料道路値上げとか?どうせ今度は馬力税なんてのを導入されたりしてさ
でもねイカサマな馬力から卒業する良い機会だよ。
トラクタの牽引能力も馬力計算だから実にアホすぎるし。