MINIが!? 2030年初頭をメドに電気自動車ブランドへ BMW年次総会で発表
独BMWは2021年3月17日、BMWグループの年次会議において、プレミアムコンパクトブランド「MINI」を完全電気自動車(EV)ブランドにすると発表した。
2025年に最後の内燃機関モデルを導入
独BMWは2021年3月17日、BMWグループの年次総会において、プレミアムコンパクトブランド「MINI」を完全電気自動車(EV)ブランドにすると発表した。
いまから4年後の2025年に、内燃機関(ガソリン/ディーゼルエンジン)モデルとしては最後のニューモデルを導入、それ以降はフルEVのみを販売する予定だという。
これにより、2027年までにはすべてのMINIモデルの50%以上がEVとなり、2030年代初頭にはMINIブランド全体で完全EV化を果たし、世界のあらゆる地域に拠点を持つグローバルブランドとしての地位を維持していくとしている。
現在、フルEVの「MINI SE」は、英国オックスフォード工場で生産されている。2023年に登場する予定の新型MINIカントリーマン(日本名:MINIクロスオーバー)はドイツにあるライプツィヒ工場で生産され、内燃機関バージョンとEVバージョンの両方が登場する予定だ。
MINIのEVは、今後新たなEV用車両アーキテクチャーをベースに開発される。2023年以降は中国のメーカー長城汽車(Great Wall Motor:GWM)と共同で、中国国内でも生産される予定だ。
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年次総会ではBMWグループの2020年の世界販売も発表された。MINIブランドは2020年の販売台数は29万2582台で、2019年の34万7465台と比較するとマイナス15.8%という数字だった。
ただし2020年第4四半期は8万4191台で、前年同期比はマイナス3.7%と回復傾向にある。
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