トヨタ「次期型ランクル」は「究極の四駆たれ!」 ランクルファンが求める理想像とは
次期型ランクルのデザインや機能性はどうなる?
情報筋によれば、よりラグジュアリーなエクステリアになっているという次期型ランドクルーザーですが、エアロパーツなどの形状によって3アングルが小さくなっていないかも心配です。
200系は、悪路走破をサポートする優れた電子デバイスが付いていた反面、大型化したフロント&リアバンパー、サイドステップを路面に接触させてしまうという事象が見られました。
樹脂製のため、場合によっては破損や脱落することも。樹脂製外装パーツの場合、破損や脱落したときがやっかいで、200系もオフロード走行には非常に気を遣うクルマでした。
そこで期待したいのが、バングレードの復活。80系には、質実剛健とも言える2列シート&ナローボディのバングレード(STD)が設定されており、オフロード派に支持されていました。
時代を考えると商用ナンバーとまではいかずとも、加飾パーツを極力廃し、サードシートもレス、200系のAXのようにシンプルな前後バンパー&ボディサイドを採用したグレードもできれば設定して欲しいところです。
とくにディーゼル搭載車でこの仕様があれば、日本のファンは喜ぶのではないでしょうか。
ランドクルーザーは、トヨタによっても、またユーザーにとっても特別なクルマです。
ランクルと聞いて、冒険心をかき立てられる人は少なくないはず。しかし、100系以降はラグジュアリー化の一途を辿り、兄弟車の150系プラドもSUVに近いデザインになっています。
しかし、オフロード4WDのトレンドは原点回帰しており、今のキーワードは「ヘビーデューティ」。
新時代のランドクルーザーがどんな内容で登場するのか。果たして従来のファンをも納得させるクルマなのか。2021年中頃といわれる登場が楽しみです。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
80が出たときは「丸くなった。」と言ったモノですが・・・