中古コンパクトカーはナニで選ぶ? 国産系元販売員がこっそり教える見るべきポイント

新型コロナ禍の影響でクルマによる移動への関心が高まっています。そんななかで、中古のコンパクトカーであれば比較的に安価に購入出来るかもしれません。今回は、国産メーカーの元販売員が中古コンパクトカーを検討する際に見ておくべきポイントを紹介します。

中古のコンパクトカー購入時のポイント

 中古車を購入する際、気にするべき点は価格だけではありません。
 
 では、価格以外に見ておくべきポイントとはどういった部分なのでしょうか。国産メーカーの元販売員がコンパクトカーで見るべきポイントについて紹介します。

中古コンパクトカーは狙い目? 見るべきポイントは価格だけでない!(画像:トヨタ「ヴィッツ」)
中古コンパクトカーは狙い目? 見るべきポイントは価格だけでない!(画像:トヨタ「ヴィッツ」)

 国内でいわれるコンパクトカーの多くは、全長4500mm以下、全幅1700mm以下のBセグメントかつ5ナンバーサイズがほとんどです。

 加えて、全幅1800mm以下のCセグメントモデルもコンパクトカーとして扱われることがあり、それぞれのボディスタイルはバックドアを持つハッチバックが主流となっています。

 BセグメントやCセグメントのいずれにしても、全長が短く限られたコンパクトなサイズを有効活用して、使い勝手を高めていることがコンパクトカーの魅力です。

 しかし、なかにはデザインや走行性能を重視したために、使い始めたら不便だと感じてしまうモデルがあるのも事実。

 そのため、コンパクトカーを購入する際のポイントとして室内の使い勝手を見ていきます。

 まず、それぞれの座席の足元スペースを確認しましょう。

 運転席に座ったときにペダル類を無理なく踏めるかどうか、左足のフットレストが適切な位置にあるかどうかは、運転中に気になるポイントです。

 昨今はとくにオートマチック車(CVT車含む)が増えていますが、左足を置いておくフットレストが小さかったり、設定されていなかったりすることがあります。

 フットレストは長時間運転に必要なパーツで、フットレストの傾斜がつきすぎていたり、ない場合では早々に疲れてしまうことがあります。

 反対に、設置されているフットレストが小さすぎると、踏ん張ったときにフットレストから足を踏み外してしまい、運転姿勢が崩れ、誤った運転操作をしてしまう可能性も否定できません。

 このように、フットレストには大切な役割があるため、しっかりとチェックしておくことをおすすめします。

 また助手席の足元スペースは、足を伸ばせる広さがあるかどうかをチェックすることも大切です。

 足を伸ばしたときの広さだけでなく、膝を曲げ足を床についたとき、膝がグローブボックスあたらないかどうかも確認しておきましょう。

 膝がグローブボックスにあたると、走行時の振動で膝を痛めてしまうことがあります。

 リアシートの足元スペースも、膝前スペースにゆとりがあるか、足先をフロントシートの下に入れられるかどうか見ておきましょう。

 次に、ドリンクホルダーやドアポケットなどの収納部分をチェックしましょう。

 ドリンクホルダーの位置は、運転席や助手席に座り、手を伸ばした位置にあるかどうかがポイントなほか、ドアポケットには500mlのペットボトルが入るかどうか、ポケットの長さが十分にあるかどうかを見てみます。

 ドアポケットの長さがあると、ポケットサイズの小冊子やガイドブック、地図などをサッと収納できます。

 そして、最後にラゲッジルームの横幅、奥行き、深さはしっかり見ておくことがポイントです。

 載せたい荷物の量にもよりますが、横幅や奥行きなどがどのくらいあるのか確認しておくと後々困りません。

 シートアレンジ部分も確認することで、リアシートの背もたれを前方に倒したときの荷室空間が分かります。

 大きすぎないボディサイズで運転がしやすいコンパクトカーは、使い勝手や居住性、わずかな隙間などを物入れとして有効に活用しているかどうかをチェックしておくと、購入後に後悔しないといえます。

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