5か月連続過去最高販売! FCAジャパンの躍進にはジープが貢献
FCAジャパンが、5か月連続で販売台数過去最高を更新。FCAジャパンの好調な理由は、ジープ人気と入りやすくなったショールームにあった。
2021年2月は対前年比9.3%増!
FCAジャパンが取り扱うブランドが好調だ。ジープ、フィアット、アバルト、アルファ ロメオの2021年2月の販売台数は1876台に達し、対前年比9.3%増となり、5か月連続で過去最高記録を更新中である。輸入車市場全体がマイナス成長だったなか、どうしてFCAジャパンは好調なのであろうか。
FCAジャパンの2月の好業績を支えたのは、好調が続くジープだ。2月の販売台数は1093台で、対前年比10.6%増となり、過去最高記録となった。
車種としては、「ラングラー」と「レネゲード」の販売台数が順調に伸張したことに加え、「グランドチェロキー」10周年を記念した特別モデル「WK 10th Anniversary Edition」とジープ80周年記念限定車「80th Anniversary Edition」が導入され、全体的に販売を押し上げたことが結果に繋がった。
では、そのほかのブランドの2月の業績はどうだったのだろうか。
まずフィアットに関しては、引き続き「500」シリーズの安定した人気ベストセラーが順調に販売を伸ばしている。
アバルトは、「595 Monster Energy Yamaha」という3つの個性あるブランドのドリーム・コラボレーションモデルが人気を博し、販売を後押しした。
アルファ ロメオは、2020年後半に装備が充実された「ジュリア」と「ステルヴィオ」に加え、最終限定車が発表された「ジュリエッタ」が店頭に来店客を呼び込む起爆剤となった。
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FCAジャパン代表取締役社長兼CEOのポンタス・ヘグストロムは、2月の好業績について次のようにコメントした。
「FCAジャパンの個性あふれるブランドへの高い関心のおかげで、全ブランドにおいて販売店への来場数は平均して約20%増となりました。
とくに、2月最終週の来店客は全ブランドで通常を大きく上まわり、ジープの受注は過去最高の473件、アルファ ロメオも2018年のジュリア導入以来の高い水準で、全ブランド合計では757件となり、週別の受注台数では過去最高を更新しました。
また、12年間空白エリアだった長崎に2月26日グランドオープンしたジープ長崎では、264組のお客様の来場により、オープニングフェアの3日間だけで12件の受注を達成しました。これらは上半期の最販月である3月に登録となる受注ですので、3月の販売にも大いに期待が持てます」
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フィアットやアバルトは、少数限定モデルが定期的に販売される傾向にある。2月に限定販売された595 Monster Energy Yamahaを手に入れることができなかった人も、常にチェックしていれば、希少な限定モデルと巡りあえる機会はあるだろう。3月も引き続きFCAジャパンからリリースされるモデルに注目である。
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