1億円が底値!? ポルシェ「918スパイダー」は今が買い時か
およそ1億円で落札された「918スパイダー」
ポルシェ918スパイダーのデビューに前後して、ハイエンドのスーパースポーツにも続々とPHEVモデルが誕生する。
マクラーレン「P1」やフェラーリ「ラ フェラーリ」などがそうである。ただし、P1のEVのみでの航続可能距離は約10km程度、ラ フェラーリにいたってはEVのみでの走行はできないので、918スパイダーとの差は大きいといわざるを得ない。
●2015 ポルシェ「918スパイダー」
今回の「オープンロード」オークションのポルシェ・コレクションに出品された918スパイダーは、2014年に新車登録されたワンオーナーカーである。
生産順では389番目となるこの個体には、魅力的なオプションが数多く与えられている。
たとえば、ポルシェのリキッドクロームブルーメタリックのエクステリアカラーとシルバーのアクセントが採用されたモカブラウンレザーでトリミングされたインテリアのエレガントなカラーコーディネイトは、918台中わずか3台しか存在しない例であるという。
前後のホイールはヴァイザッハ・パッケージのものだが、オリジナルのホイールも出品車に含まれている。そのほかのオプションには、フロントエンドリフターといった、日常で使用する際に必要不可欠な装備もセットされている。
デリバリー以来、スイスで所有されてきた出品車は、2018年11月に走行距離4454kmの時点で、ポルシェ ゼムトラムツークによって最新のサービスが実施されている。
その後の走行距離はわずかに1000km程度というから、コンディションは内外装ともに良好であるため、落札者を失望させることはないだろう。
参考までにRMサザビーズによる予想落札価格は、97万5000−110万スイスフラン(邦貨換算約1億1400万−1億2870万円)であった。
918スパイダーはコレクターズアイテムとしても人気が高く、なかなか手放すオーナーも少ないために、オークション・マーケットにもたまにしか見ることがない。そのため、今回のオークションでも23ビットと入札数こそ多かったのだが、残念ながら最高ビッドは予想落札価格に届かず、新車価格とほぼ変わらない91万スイスフラン(邦貨換算約1億600万円)であった。
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