1億円が底値!? ポルシェ「918スパイダー」は今が買い時か

およそ1億円で落札された「918スパイダー」

 ポルシェ918スパイダーのデビューに前後して、ハイエンドのスーパースポーツにも続々とPHEVモデルが誕生する。

 マクラーレン「P1」やフェラーリ「ラ フェラーリ」などがそうである。ただし、P1のEVのみでの航続可能距離は約10km程度、ラ フェラーリにいたってはEVのみでの走行はできないので、918スパイダーとの差は大きいといわざるを得ない。

●2015 ポルシェ「918スパイダー」

2014年に新車登録されたワンオーナーカーであるポルシェ「918スパイダー」(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's
2014年に新車登録されたワンオーナーカーであるポルシェ「918スパイダー」(C)2021 Courtesy of RM Sotheby's

 今回の「オープンロード」オークションのポルシェ・コレクションに出品された918スパイダーは、2014年に新車登録されたワンオーナーカーである。

 生産順では389番目となるこの個体には、魅力的なオプションが数多く与えられている。

 たとえば、ポルシェのリキッドクロームブルーメタリックのエクステリアカラーとシルバーのアクセントが採用されたモカブラウンレザーでトリミングされたインテリアのエレガントなカラーコーディネイトは、918台中わずか3台しか存在しない例であるという。

 前後のホイールはヴァイザッハ・パッケージのものだが、オリジナルのホイールも出品車に含まれている。そのほかのオプションには、フロントエンドリフターといった、日常で使用する際に必要不可欠な装備もセットされている。

 デリバリー以来、スイスで所有されてきた出品車は、2018年11月に走行距離4454kmの時点で、ポルシェ ゼムトラムツークによって最新のサービスが実施されている。

 その後の走行距離はわずかに1000km程度というから、コンディションは内外装ともに良好であるため、落札者を失望させることはないだろう。

 参考までにRMサザビーズによる予想落札価格は、97万5000−110万スイスフラン(邦貨換算約1億1400万−1億2870万円)であった。

 918スパイダーはコレクターズアイテムとしても人気が高く、なかなか手放すオーナーも少ないために、オークション・マーケットにもたまにしか見ることがない。そのため、今回のオークションでも23ビットと入札数こそ多かったのだが、残念ながら最高ビッドは予想落札価格に届かず、新車価格とほぼ変わらない91万スイスフラン(邦貨換算約1億600万円)であった。

【画像】389番目の「918スパイダー」のディテールをチェック!(27枚)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー