スバル「レヴォーグ」は装備もスゴい!? 乗って分かった「スキー場はスバル車だらけ」の訳

スバル新型「レヴォーグ」に搭載される各種装備は、寒冷地での利便性・快適性向上にも大きく貢献しているといいます。実際に使ってみて分かった、新型レヴォーグの装備面での「こだわり」とはいったい何でしょうか。

なぜ「スキー場の駐車場はスバル車だらけ」になる?

 冬のレジャーといえばスキーやスノーボードですが、それらを楽しむ人はゲレンデの駐車場であることに気づいているかもしれません。“あること”とは、スバル車の多さ。ゲレンデの駐車場では「レガシィツーリングワゴン」「フォレスター」「XV」そして「アウトバック」などスバル車が多く見られます。

スバル新型「レヴォーグ」(グレードは「STIスポーツEX」)
スバル新型「レヴォーグ」(グレードは「STIスポーツEX」)

 国内シェアが3%にも満たないスバルの販売規模を考えると、ゲレンデの駐車場におけるスバル率の高さは異様に高いといっていいでしょう。

 果たして、スバル車がウインターレジャーを楽しむ人たちに支持される理由はどこにあるのでしょうか。新型「レヴォーグ」で降雪地域へ出かけてその理由を探ってきました。

 出発しようと、寒い朝に新型レヴォーグに乗り込んでまず気が付いたのは、快適や安全にかかわる親切装備の充実度です。

 ひとつめがシートヒーター。シートに組み込んだ電熱線により乗り込んだ後に空調の暖房が効き始めるよりも素早く発熱し、その後も身体をポカポカさせるシートヒーターはすべてのグレードの運転席と助手席に採用しています。

 シートヒーターを一部仕様だけでなく全車に備える車種は、レヴォーグクラスの価格帯ではそう多くありません。

 さらに、「GT-H」系グレードや「STI Sport」系グレードでは後席左右にもシートヒーターを組み込むなど、寒いドライブでの乗員の快適性を高めてくれる心遣いを実感します。なお、温度切り替えは3段階です。

 またエアコンは後席足元を暖かくしつつ顔周りを涼しくする「マイルドモード」(ドライブモードを「コンフォート」にした際に機能)を採用するなど、空調でも快適性を高める工夫が搭載されています。

 快適性と同時に感じるのが、寒い場所で視界を広げるためのこだわり。

 ヘッドライトに付着した雪などを落とすヘッドランプウォッシャー、雪や霜を落としてドアミラー表面をクリアにするヒーテッドドアミラー、そして凍結によってフロントウインドウに固着したワイパーの氷を解かすフロントワイパーデアイサーなどを採用しています。

 それらも寒冷地仕様としてのオプションではなく、全車に標準搭載されているのだから驚き。

 スバルは斜め後方も含めた視界にこだわるなど、「見えやすさ」からも安全向上に努めるクルマ作りがこだわりですが、寒い環境での視界を確保するための装備もしっかり備えていることが分かります。

 選んだ人だけに用意するオプションではなく、すべての仕様に採用することに大きな意味があるといっていいでしょう。

 ちなみにそれぞれの操作方法は、ヘッドランプウォッシャーは、ヘッドライト点灯時にフロントウォッシャーのスイッチ(ワイパーレバー)を1秒以上手前に引くとフロントウォッシャーと連動して作動。

 ヒーテッドドアミラーとフロントワイパーデアイサーはリヤウインドゥデフォッガーに連動して作動(スイッチを入れると約15分後に自動オフ)となっています。

 寒い日は、クルマに乗り込んでエンジン始動をすると同時に、空調操作スイッチの脇にあるリヤウインドゥデフォッガーのスイッチもオンにするといいでしょう。

 フロントワイパーデアイサーは外気温が摂氏5度以上では作動しない設定となっていますが、ヒーテッドドアミラーは雨の日やトンネルに入った際などに生じる曇りを取る効果もあるため、寒冷地以外でも視界確保に役立つアイテムといえます。

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2件のコメント

  1. 前席シートヒーター装備設定は
    ファブリックシートの軽自動車でもOP設定されるまでになったけど、
    何故かスバル レヴォーグには、
    そのシートヒーターは標準装備してるけど、
    ステアリングヒーターは設定すらない。
    こっちの方がより重宝するんだけどorz

  2. レヴォーグは、BPレガシィの代替にはなり得ない。
    なぜなら、6MTがなく、ハイパワーエンジンもないからです。

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