「CX-ハリアーって言わないで!」なぜ新型「ヴェゼル」はSNSで話題に? 大反響に困惑の声も!
ワールドプレミアされたホンダの新型「ヴェゼル」ですが、SNS上ではデザインに関して賛否両論のようです。ホンダ販売店スタッフも困惑するほどの反響ですが、新旧ヴェゼルでは、どのようにデザインが変わったのでしょうか。
なぜSNSで物議を醸した? 関心が集まる新型ヴェゼルのデザインとは
2021年2月18日にホンダの新型「ヴェゼル」が世界初公開され、同年4月の発売がアナウンスされています。
8年ぶりのフルモデルチェンジで2代目となったヴェゼルの外装デザインは初代ヴェゼルと比べてどのように変わったのでしょうか。

2代目となる新型ヴェゼルの外観デザインは、シンプルでクリーン、かつ、上質な印象に変化しました。
ボディサイズはワールドプレミア時に発表されなかったものの、開発責任者は「コンパクトサイズにこだわっているので大きさは初代と変わらない」と、説明しています。
また、グレードによってエクステリアに差をつけています。ベーシックタイプの「X」「Z」は、シンプルなデザイン、オーセンティックで長く使える上質感にこだわり、ボディカラーも、クリスタルブラックやサンドカーキ、プラチナホワイトなど上品でありながら落ち着いた色味のカラーがラインナップされています。
また、新たなグレードとして「PLaY」を設定。このグレードは、冒険心と遊び心にあふれ、アクティブに自分らしさを表現できるコーディネートとして、ルーフとボディのカラーが異なるツートーンのエクステリアカラーを採用し、フロントグリル内の端に加えられるトリコロール加飾がポイントです。
初代と新型の外観デザインとして、フロント、サイド、リアを中心に細かく見ていきます。
フロントまわりを見ると、初代ヴェゼルはブラックアウトしたフロントグリルにメッキのフロントガーニッシュが装着され、切れ長でありながら厚みもあるヘッドライト、緩やかに弧を描くボンネットが採用されていました。
一方で新型ヴェゼルは、ボディ同色の細長いスリット状のグリル、左右のヘッドライトおよびウインカーと連なっている細長いガーニッシュ、ブラックアウトしたワイドな開口部を持つフロントバンパー、シャープなヘッドライト、水平に広がるボンネットが特徴です。
大きくデザインを変えた新型ヴェゼルですが、SNSなどではマツダのミドルサイズSUV「CX-5」のフロントデザインに似ているという声が多数出ています。
両車の画像を並べて比較しているユーザーによると、ヘッドライト上部からボンネットに伸びたエッジラインや、ヘッドライト下部、フロントバンパー部の形状が似ていることからデザインに関する声が多いようです。
しかし、新型ヴェゼルとCX-5ではフロントグリル形状が異なるうえ、同色ではないため、「似ている」というには無理があるといえます。
新型ヴェゼルのデザインについてホンダの販売店スタッフは次のように話しています。
「2月18日に新型ヴェゼルがお披露目された後、SNSで賛否両論となっているのは知っています。実際に来店時や電話でも同様の問合せがありました。
実車が店頭に配備されていないため、来店されたお客さまへの説明は公開されている画像を元に説明していますが、ひとつひとつの要素を説明すると『よく見ると似ていない』という声を頂きます。
事前の想定としては、同色グリルに対しての反響が大きいと予想していましたが、『他社SUVに似ているのでは?』という反響は想定外でした。
しかし、良くも悪くも新型ヴェゼルの認知度が高まっていることは事実ですので、展示車や試乗車が来た際には実物を体感頂きて、その良さを広めたいと思います」
※ ※ ※
SNS上ではCX-5やハリアーに似ているという声がある一方で「そんなマツダに似てるかな?」「マツダやトヨタというより中国向けのUR-VやXR-Vに寄せたデザインだと思う」「青山(※)の実車見ると、全然カッコイイ」という声もあり、まさに賛否両論のようです。
※ホンダ本社ビル1階に併設されるショールーム「Hondaウェルカムプラザ青山」






































