結局、EVの航続距離ってどれくらい妥当? 充電インフラはすでに解決済みなのか
電欠寸前!? そんなときはどうすれば良い?
残りの航続距離が十分だったとしても、万が一の対処方法は知っておきたいものです。では、充電が残りわずかで近くに充電施設が無いときには、どのように対処すれば良いのでしょうか。
ゴーゴーラボの担当者は次のように話します。
「そのような場合には、当社のGoGoEVなり充電スタンド情報検索サイトを活用頂き、充電施設がないか改めて検索するのがベストです。
ともあれ、本当に電欠になった際は、まず安全な箇所に停車させて、レッカーを呼ぶなりし最寄りの充電スタンドへ連れて行って貰って下さい。
場合によっては有料とはなりますが、どうにもならないということはございません」
電気自動車の実航続距離は、街乗りでは100km、長距離移動でも200kmあればどこかで充電できる、というのがひとつの目安のようです。
全国にある充電施設の場所を知り尽くす担当者が提案するだけあって、かなり信頼できる基準といえるかもしれません。
今後、電気自動車が普及するために重要な要素とはどのようなものが考えられるのでしょうか。ゴーゴーラボの担当者は次のように話します。
「今、ガソリン車を購入される際に燃費は気にされても、航続距離を気にされる人はそこまで多くないでしょう。
『クルマ』をはじめて見た人がそれに対していろんな意見・考えを論じたように、『電気自動車』がまだまだありふれた『クルマ』となるまでには、時間が必要なのかもと思っております。
いうなれば、EVの航続距離が参考数値として認識され、問題視されなくなるのがベストと考えております」
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ガソリン車の燃費とは似て非なる航続距離という考え方の普及こそ、電気自動車が広まる第一歩となるかもしれません。