いまや始動時の「暖機」は必要ナシ? アイドリング禁止続出で「暖機走行」を推奨するワケ

暖機運転はNGでも暖機走行はやったほうが良い訳とは?

 一方で、クルマに搭載されているエンジンは耐えず動き続けている部分であるため、負荷が積み重なった場合に故障する可能性が高くなります。

 そういった意味では、機械全体の負荷を減らすことのできる暖機の必要性はあるようです。

 首都圏の自動車整備士は、エンジンに負荷がかからない方法について以下のように話します。

「クルマの走行中は暖機走行を意識した方がクルマにとって優しいといえます。

 暖機走行は、エンジンをかけ、しばらくは急発進、急停車、急ハンドルなど負荷のかからない運転をすることです。

 考え方は人間の体と一緒で、準備運動もしていないのに全力疾走をするとケガをする確率が上がってしまいます。

 高速道路のインターが自宅や旅行先から近くにあり、クルマが温まり切っていないのに合流をするためにアクセルをべた踏みするといったことはぜひとも避けていただきたいです」

かつては推奨されていた「暖機運転」。それでも長く乗るなら「暖機走行」が推奨される
かつては推奨されていた「暖機運転」。それでも長く乗るなら「暖機走行」が推奨される

 技術の進化によって暖機運転の必要性は薄れていますが、エンジンを長持ちさせるためにも暖気走行は推奨されるようです。

 アイドリングは環境保護の観点から極力避けたほうが良いですが、クルマを少しでも長く乗ろうと心がける「モノを大切にする」という意味では同じクルマを長く乗り続けるのもまたひとつのエコといえるのではないでしょうか。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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