発想が斬新すぎておもしろい! 大胆なコンセプトで作られた車3選
かなり無理矢理だけど一定の需要があったモデルとは!?
●スバル「ドミンゴ」
かつてミニバンが普及する以前、多人数が乗るクルマといえば1BOXバンをベースした3列シート車が定番でした。
1BOXワゴンは人気が高く、多くのメーカーから販売されていましたが、ベースとなる1BOXバンをラインナップしていなければ、当然、販売することはできません。
そこで、スバルは軽1BOXワゴンの「サンバートライ」をベースに3列シート車をつくろうと考え、1983年に登場したのが初代「ドミンゴ」です。
4人乗りのサンバートライの荷室部分に3列目シートを載せ7人乗りとし、フロント部分のデザインを変えて全長を伸ばし、1リッターエンジン(後に1.2リッターエンジンを追加)をリアに搭載。
基本的なコンポーネンツはサンバートライと共通とすることで価格を安価に設定したことから、ドミンゴは商業的にも成功し、1994年には2代目が発売され海外にも輸出されました。
また、2代目では6人乗りのキャンピングカー仕様もつくられるなど、レジャーカーとしても需要がありましたが、衝突安全基準の強化もあって1998年に生産を終了。
ドミンゴと同様なコンセプトでつくられたモデルはほかにも、ダイハツ「アトレー7」、スズキ「エブリイランディ」、三菱「タウンボックスワイド」などが挙げられますが、現在はどのモデルも消滅しています。
ちなみにドミンゴはイギリスで「SUMO(スモウ)」という車名で販売され、小さくても力持ちということをアピールしていたようです。
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前述のとおり2WDのジムニーは女性ユーザーをターゲットに販売されましたが、人気とはなりませんでした。しかし、現行モデルのジムニーは女性ユーザーの拡大に成功したといいます。
クラシカルな外観は「カワイイ」と評され、軽自動車ではなくジムニーというブランドが女性に人気となった秘訣のようです。
ジムニーの性能を発揮できるシーンは日本ではかなり限られてしまいますが、本物のアウトドアギアと同じく、ジムニーが持つ機能美に多くの人が魅了されたといえます。
懐かしいな、アミーゴドミンゴ、お嫁サンバーw EF10 EF12良いエンジンでした。