ライバルには負けない実力の持ち主? とある性能に秀でた車5選
クルマの性能を推し量るために重要なのがスペックや装備です。カタログや商品サイトに必ず掲載されており、数字や内容を見れば、ある程度はそのクルマの実力がわかります。そこで、ある性能では他車には負けないという一芸に秀でたクルマを、5車種ピックアップして紹介します。
この分野なら負けないというクルマを紹介
クルマは乗ってみないと実力はわかりません。しかし、カタログや個々の商品サイトに掲載されているスペックや装備を見ると、ある程度は実力を推し量ることができます。
とくに数字で表記できる性能や、装備する機能などは、カタログからでも理解が可能です。
そこで、カタログデータや走行データを見てわかる、他車には負けない性能を持ったクルマを、5車種ピックアップして紹介します。
●ホンダ「シビックタイプR」
ホンダの高性能モデルといえば「タイプR」シリーズです。1992年に登場した「NSXタイプR」、1995年の「インテグラタイプR」に続き、第3のタイプRとなる「シビックタイプR」を1997年に発売。
現在は、2017年に発売された5代目シビックタイプRが唯一の存在となっています。
外観は巨大なリアウイングやエアロパーツによるアグレッシブなスタイルで、内装も専用パーツによりスポーティに演出。
エンジンは最高出力320馬力の2リッター直列4気筒ターボを搭載し、組み合わされるトランスミッションは6速MTのみを設定しています。
また、5代目シビックタイプRの大きな特徴として、走行モードが「コンフォート」「スポーツ」「+R」の3つから選べ、コンフォートならば街中でも硬すぎない足まわりとなり、これまでのモデルに比べて快適な走りも可能になったことが挙げられます。
そして、2020年に発表された改良モデルでは、鈴鹿サーキットにおいて2分23秒993というFF車で最速のラップタイムをマーク。
デビュー当時、ドイツのニュルブルクリンクでも最速ラップをマークした実績もあり、現在のところFF車最速はシビックタイプRで揺るぎないでしょう。
なお、現行のシビックタイプRは完売の状態で、次期モデルについてはまだアナウンスされていません。
●トヨタ「ヤリス ハイブリッド」
2020年2月に発売されたトヨタの新世代コンパクトカー「ヤリス」は、「プリウス」を上まわる世界最高クラスの低燃費を実現。
ボディサイズは全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mmとコンパクトながら、数多くの最新テクノロジーが詰め込まれています。
パワーユニットは1リッター直列3気筒ガソリンに新開発の1.5リッター直列3気筒ガソリン、そして1.5リッターガソリンエンジン+モーターのハイブリッドをラインナップ。
1.5リッターガソリン車には6速MTも設定されるなど、スポーティな走りと高い環境性能を両立しています。
燃費は前述のとおり世界最高レベルを実現しており、ハイブリッド車でWLTCモード・36.0km/L、リアタイヤをモーターで駆動する4WDモデルでもWLTCモード・30.2km/Lを達成するなど、もはや敵なしといったところです。
なお、国産現行モデルの登録車で、燃費トップ5のうち、4台がトヨタ車で、5位に辛うじて日産「ノート」がランクインしています。
●スズキ「スイフトスポーツ」
スズキ初代「スイフトスポーツ」は2003年に発売され、軽量コンパクトなボディに高性能なエンジンを搭載し、安価ながら高い走行性能を実現したことで人気を博しました。
そして、現行モデルのスイフトスポーツは4代目で2017年にデビュー。スイフトに対してトレッドを30mm拡大し、それに伴いフェンダーを左右に20mmずつ広げたことで全長3890mm×全幅1735mm×全高1500mmとなり、シリーズ初の3ナンバーサイズとなりました。
ボディが大型化したにもかかわらず、新たなプラットフォームの採用で軽量化と高剛性化を両立し、6速MT車でわずか970kgという3ナンバー車では圧倒的な軽量ボディを実現。
140馬力を発揮する1.4リッター直列4気筒ターボエンジンと、この軽量な車体が相まって、低回転域からでも力強い加速が可能です。
ちなみ、スタンダードな「スイフト」の最軽量モデルは840kgで、これは一部の軽自動車よりも軽くなっています。
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