600馬力の「M2」爆誕! パワージャンキーに贈るマンハート「MH2 GTR」とは

パワージャンキーのために用意された最高出力は

 マンハートは、現在の段階ではエンジンチューニングの詳細を明らかにしていないが、M2コンペティションと同様のエグゾーストシステム(これは輸出専用となる)、そして大型のターボシステムとインタークーラー、またこのエンジンに組み合わされる7速DCTのチューニングもおこなわれていることを発表している。

マンハートの「MH2 GTR」は、オリジナルを大きく上回る性能を手に入れた
マンハートの「MH2 GTR」は、オリジナルを大きく上回る性能を手に入れた

 またM2 CSには、アダプティブMサスペンションが標準装備となり、「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」の各モードが選択可能だが、そのセッティングもマンハートによって見直されているということだ。

 タイヤはフロントが255/30ZR20、リアが295/25ZR20サイズとなる。フロント400mm径、リア380mm径のスチール製ブレーキディスクは、カスタマーの希望によって、カーボンディスクなど、さらに軽量で高性能なものにチェンジすることが可能だ。

 外観ではビッグサイズのリアウイングなどを装着し、エアロダイナミクスの最適化にも積極的に取り組んでいる。フロント左右フェンダーのカーボン製エアアウトレットに加え、フロントリップのデザインを踏襲したサイドステップ後端のエアロパーツなど、外観はさらにアグレッシブな仕様へと変貌している。

 インテリアもまたBMWのカスタマー、とくにMシリーズのカスタマーが好むレーシーな雰囲気に仕上げられている。レカロ製のスポーツシートやカーボン製のステアリングホイールなどは、新たにこのMH2 GTRで与えられたアイテムだ。

 最後に、ドライバーがこのコックピットで操るパワーを紹介することにしよう。最高出力と最大トルクは、M2 CSの450ps/550Nmを大きく上回る600ps/830Nmにまで引き上げられた。

 数値だけを見ると、アクセルペダルを不用意に踏み込むことだけは避けた方がよさそうだ。まさにパワージャンキーのためのMH2 GTR。イージードライブ向けのモデルではないことは確かなようだ。

【画像】過激なマンハートの「M2」のエアロパーツとは(16枚)

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