急カーブや右から合流は当たり前! まるで巨大迷路な「首都高」の攻略方法とは
首都高をスムーズに走るためのコツとは?
紐解けば意外に分かりやすい首都高ですが、それでも環状線だけでなく各路線にもたくさんの出入り口が設けられ、何度利用しても迷いやすいのも事実です。
首都高を使ってスムーズに目的地まで辿り着くには、どんな点に注意すればいいのでしょうか。
●事前に目的地までのルートを確認
カーナビを利用して目的地まで行く人も多いと思いますが、どこから首都高に乗って、どこの出口で降りるのか、全体図で確認しておくとスムーズに走れます。
また「3号渋谷線」や「5号池袋線」、「大橋ジャンクション」や「竹橋ジャンクション」といった走行路線名や分岐名まで事前に覚えておくだけで、余裕を持って走ることができます。
●「首都高」の急カーブ手前で十分な減速
通常の高速道路と違い、首都高にはかなり急なカーブがたくさんあります。
とくに4号新宿線(代々木PAから新宿出入り口付近)の「参宮橋カーブ」や、環状1号線の「呉服橋カーブ」などが有名ですが、まるでサーキットのような高速コーナーに加え、2車線の真ん中に橋脚が設置されているような箇所もあり危険です。
ここではカーブ手前では十分に減速することが重要になります。ただし、コーナリング中にブレーキをかけるとクルマの挙動が不安定になりやすいため、カーブの手前で十分に減速しましょう。
●合流地点では素早く流れの速度に乗ること
通常の高速道路では左側から本線へ合流しますが、右側からの合流や出口があったりするのも首都高の特徴のひとつ。
また合流までのレーンが短いのも特徴ですので、合流するためには、安全確認をしつつ、合流車線で本線の流れに乗れる速度までしっかり加速することが大切です。
ウインカーを出してからの合流も、ミラーで目標のクルマを瞬時に定め、クルマの前にではなく、クルマの後ろに合流する意識のほうが安全です。
自分のクルマのノーズを定めた目標のクルマのすぐ後ろに入るイメージで走行すると、スムーズに合流できます。
●時間帯やほかの環状線を使用して渋滞を回避
首都高を走るうえで重要なのが、渋滞を回避できるかということです。
中央のC1の渋滞緩和のためにできたC2や、さらにその外側にある「東京外環道路(外環)」などを活用して、混雑する路線を通らないで済むようなルート選びが大切です。
「急がば回れ」状態になることもありますが、これが首都高の渋滞を避けるにはかなり有効かつ渋滞による時間のロスや事故の危険性も下げることができます。
また時間帯によっても状況は大きく違います。
基本的に午前中は東京の中心部に向かう上り線が、夕方からは各高速道路につながる路線の下り車線の渋滞が激しくなります。
比較的交通量が少ない昼間や、夜遅い時間など、交通量の少ない時間を活用すれば、スムーズに走行できるでしょう。
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滅多に使わない人にとって首都高は、狭い道幅や走行速度の速さ、連続するカーブ、複雑な路線など、かなりスリリングに感じるかと思います。
スマホなどで事前にルートを確認して、心に余裕をもって首都高を走行しましょう。
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