昔より道路の水しぶきが減った!? クルマの安全を守る道路舗装の進化とは
大型車が走行しても痛みにくい舗装が求められている
高機能舗装や遮熱性舗装以外にも、進化した舗装が徐々に増えていきそうです。
それは路面を痛めると考えられている原因に対処した舗装だというのですが、進化した舗装にはどのような効果があるのか、前出の日本道路株式会社に聞いてみました。
「舗装路面を痛める3大原因は『振動』と『熱』と『油漏れ』といわれており、大型貨物の移動や駐車は路面を痛めやすいと考えられています。
さらに国際的なコンテナ化が遅れているといわれている日本では、そのあたりの対策がまだ不十分だとされています。
今後は、大型貨物が頻繁に駐停車を繰り返しても痛みにくいような舗装が必要で、実際にPAやSAを中心に耐久性に優れた舗装を順次施工しているところです。
道路交通法の改正により、長距離輸送の運転手は定期的に休憩を取らなくてはいけなくなったことから、PAやSAだけでなく大型貨物車両などが安全に駐車して休憩が取れるスペースの需要が増えることが予想されており、耐久性をもった舗装の必要性が高まっているといえます」
大型貨物車両はディーゼルエンジンが主流で、油漏れも多いとされています。
さらに重い荷物を運搬するためにタイヤの空気圧は一般車両の3倍近くに高められており、そのタイヤの硬さが路面をさらに傷つけ、俗にいう「轍(わだち)」という歪みが発生しやすくなっています。
「現在では対流動性や耐油性と据え切り抵抗性に優れた『ウルトラペーブH』、ポリエステルを添加して耐久性が非常に高いアスファルト混合物『スーパーポリアスコン』、エポキシ樹脂系改質材とポリマー改質アスファルトの混合物で柔軟性と強靭性を併せ持つ『スーパーEpoアスコン』と呼ばれる舗装材料など、路面状況に最適な進化した舗装材料を用いて施工が進められています」
ちなみに日本道路では、道路舗装だけでなく、クルマを使った交通インフラのひとつであるバスの停留所に関しても、公益社団法人「日本交通計画協会」やタイヤメーカー「ブリヂストン」、日本交通計画協会、新たな製品を開発・製造する「アドバンス」とともに、バリアレス縁石「Plus Stop縁石」を共同開発しているそうです。
このバリアレス縁石とは、バスの乗降口と停留所の段差や隙間を小さくするための特殊な形状を採用している新時代の縁石です。
バスの運転手が縁石に寄せやすく、接触してもタイヤへのダメージが少ない形状になっているのが特徴となっています。
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我々が問題なくクルマで走行できるのも、舗装技術の進歩のおかげだといえます。
誰もが使う重要なインフラである道路にとって、少しでも優しい運転を心がけたいものです。
道路も進化してますが、
水しぶきが減ったのは
タイヤの進化による面もあると思います。
例えばタイヤ溝のパターンも
一時期V時パターンなど横溝が多かったが、
データ解析等や技術進歩により
最新の高性能タイヤは大きな縦溝を設けるものが多くなった、
結果的にハイドロ耐性を上げつつも水しぶき減少にも貢献してるのでは無いかと思われます。
いやいや、増えとる。軽自動車並びにコンパクトカー辺りが、タイヤを四隅に追いやってるから、薄っぺらいバンパーしかなく、タイヤドレッド面そのものから、跳ね上げ散霧してるよ。クルマも汚れ易いし、視界も悪くなるから、何とかして欲しい。マッドガードを義務化すればマシになるかな?アプローチアングル的なものは、悪くなるが