進路塞ぐ車線なぜ存在? ポールと黄色線で車線変更も出来ず 攻略不可能な交差点の謎とは
直進できない場合のイエローカットは例外?
では、この交差点のように車線変更ができず、導流帯にはポールが立てられていて直進ができない場合のイエローカットは例外となるのでしょうか。
この場合の可能性としては、道路交通法の通行区分の第17条の「当該車両が道路の損壊、道路工事その他の障害のため当該道路の左側部分を通行することができないとき。」の項目に今回の道路状況が当てはまり、例外としてイエローカットして走行できる可能性があります。
また、この交差点の手前に車線減少や、都市部によって渋滞緩和や円滑に走行する為のセンターラインが指定される場所もあり、注意喚起や事前に知ることができる標識がある可能性もあり、正しい走り方としては、交差点手前で中央線に車線変更することが、正解の走り方といえるでしょう。
追い越し禁止区域でも、今回のように車線が減少、導流帯とポールが立っていることにより走行できない、というケースが場所によってあるようです。
なお、警察関係者によると「交差点付近(黄色の実線)での車線変更は例外無く違反です」といいます。
では、2017年の撮影から4年経った現在の撮影場所はどうなっているのでしょうか。
撮影された場所は、東京都江東区の豊洲二丁目の晴海通り沿いの交差点です。
現在では、導流帯やイエローラインなどが新たに引き直されておりされており、2017年時点で3車線あった左折専用レーンは2車線に縮小しています。
そして、塞がれていた1番左側の左折専用レーンがあった場所には、50mほど手前まで延長された導流帯が存在。さらには、その手前の交差点付近に車線減少を案内する矢印が書かれるなど、道路事情が変化していました。
恐らく、2017年の撮影当時には1番左側の左折専用レーンは何らかの理由で使用不可という状態となっており、現在に至るまでに車線変更の工事がおこなわれたようです。
この1番左側の車線が使えなく廃止された背景について、近隣店舗のスタッフは次のように話します。
「ここの左折専用レーンの先には、よく路上駐車をする人がいました。しかし、交差点には歩道橋があり、左折した後が死角状態となっていたこともあり、路上駐車に気づかず左折したことによる追突事故が何回かありました。恐らく、そうした事故などがあったことで、歩道側にゼブラエリアを作って駐停車を出来なくしたのではないでしょうか」
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日本全国には、「なぜここに?」というような標識や柵・ポールを見かけることがあります。こうした、一見不思議な物の背景にはその場所独自の危険性を抑止する目的が多いようです。
何か見たことある
思うたら地元じゃが!