タクシー運転手の平均年齢60歳 渋谷タクシー暴走事故にみる暴走車両から身を守るためには

2021年1月4日の夜、東京都渋谷区でタクシーが歩行者をはね、1人の死亡者を含む6人の重軽傷者を出したことが報じられました。73歳のタクシードライバーは、運転中にくも膜下出血で意識を失った可能性があると報じられていますが、万が一自分の乗ったタクシーが暴走したとき、乗客はどのように対応すべきなのでしょうか。

車道の横断時に気をつけるべきことは?

 同乗中に人事不省と遭遇したときも同じ。頻繁に乗せてもらうクルマであればニュートラルにする方法(電磁シフトならニュートラルにする方法はさまざま)を知っておくと便利。

 また、日産やホンダ、スバル、ボルボなどの電動パーキングブレーキ付きのクルマは、走行中にパーキング操作するだけでエンジンパワーを落としてブレーキを掛けてくれます。

道路の横断時は左右確認をおこなうことが重要
道路の横断時は左右確認をおこなうことが重要

 歩行中も危険は避けられない。渋谷の事故でも1名亡くなった。歩行者用信号が青になっている横断歩道も安全といえないことを、家人にも認識してもらって欲しいと思う。

 青信号になっても、渡るときは必ず左右の確認することをクセにすれば、万が一暴走車に出くわしても対応出来る。というか、この点こそ大切な家族を事故で失わないように出来る最大にして唯一の方法です。

 車道横断時の安全確保は、幼稚園児くらいから徹底させて欲しい。車道を渡る際、信号は補助くらいのイメージで良い。左右確認を必ずおこない、クルマが止まったことを確認してから渡るように。

 今後さらなる高齢化社会を迎え、認知症なども増加することが必至。症状が出ている時は信号を認識出来ず、ノーブレーキで横断歩道を通過していきます。

 前述のとおり、クルマの安全装備が普及するまでは少しタイムラグがあります。それまでは、自分の身は自分で守るという意識を強く強く持って欲しいです。

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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