新時代到来なるか!? 復興期待高まる2021年の「勝手にベスト3」発表! エンスーが選ぶ3台とは

裏方であっても、運転できる幸せなクルマとは

●1930年型ロールス・ロイス「ファントムIIコンチネンタル カールトン製D.H.C.」

裏方としてチョイ乗りでもしてみたいロールス・ロイス「ファントムIIコンチネンタル カールトン製D.H.C.」
裏方としてチョイ乗りでもしてみたいロールス・ロイス「ファントムIIコンチネンタル カールトン製D.H.C.」

「2021年に乗ってみたいクルマ」として筆頭に挙げたいのは、実は90年も昔のロールス・ロイス。1930年型「40/50HpファントムIIコンチネンタル・カールトン製ドロップヘッドクーペ」である。

 ロールス・ロイス/ベントレーを専門に所蔵する私設博物館「ワクイミュージアム」の立ち上げメンバーである筆者は、本来ならば2020年8月に開催される予定だった「第70回ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」に、このロールス・ロイスとともに参加するワクイミュージアム館長である涌井清春氏に同行するはずが、肝心のコンクールは新型コロナウイルス禍の影響によって、2021年8月に繰り越しとなってしまった。

 ただしコンクールの正式招待もそのまま維持されているので、無事開催となれば筆者も同行するつもりでいる。

 もちろん、コンクール会場の晴れ舞台ではオーナーである涌井夫妻が乗ることになるのだが、現地での細かい移動などではアシスタントである筆者にも、運転するチャンスがあるだろう。

 ペブルビーチという特別な舞台で、コンクール参加車両であるロールス・ロイスに乗るということは、たとえ裏方としてではあってもこの上ない僥倖であるのは間違いのないところ。

 なんとかそれまでに、新型コロナ禍がアメリカでも収束を見せ、2021年こそ第70回ペブルビーチ・コンクールが開催されることを、心から願ってやまないのである。

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