なぜエアジョーダンが芝刈り機に? マンソリーがカスタムした「BSTN GT XI」とは

エアジョーダンXIは、芝刈り機をヒントにしていた!

 ナイキが初代モデルであるエアジョーダンを発売したのは、25年前のことである。そのエアジョーダンを「3」から「15」までデザインしたのは、ティンカー・ハットフィールドというデザイナーだ。

 彼がエアジョーダンXIを開発した際、ライドオンタイプの芝刈り機のデザインにインスパイアされたそうだ。

シートやボディ各部には、ジャンプマンの意匠とBSTN、マンソリーのロゴを配していて、誰が見てもエアジョーダンを意識させるライドオン芝刈り機「BSTN GT XI」
シートやボディ各部には、ジャンプマンの意匠とBSTN、マンソリーのロゴを配していて、誰が見てもエアジョーダンを意識させるライドオン芝刈り機「BSTN GT XI」

 芝刈り機というと、日本では手で押すタイプが主流となっていて、ライドオン、つまり人が乗って操縦するタイプの芝刈り機は、グラウンド整備などでしかお目にかかる機会がない。

 ところが欧米では、土地が広いということもあるのだろうが、ライドオンタイプの芝刈り機が広く普及している。

 物好き、ということもあるのだろうが、ライドオン芝刈り機にハイレベルなチューニングを施し、最高速チャレンジやドラッグレースなどもおこなわれていたりする。

 そんな伝説を持つエアジョーダンXIを目にしたマンソリーとBSTNは、ナイキが「エアジョーダンXI Jubilee」を発売したのを機に、そのスニーカーにインスパイアされたライドオン芝刈り機の開発を開始した。

 BSTN GT XIとネーミングされたこのモデルは、カスタムメイドのカーボンボディと、レザーカーボンシート、レザーカーボンステアリングを装備している。

 シートやボディ各部には、ジャンプマンの意匠とBSTN、マンソリーのロゴを配していて、誰が見てもエアジョーダンを意識させるものとなっている。

 BSTNのイメージキャラクターとなっているのは、ブンデスリーガの強豪、FCバイエルン・ミュンヘンのフォワード、アルフォンソ・デイヴィス。

 UEFAチャンピオンズリーグの優勝メンバーのひとりでもある彼は、エアジョーダンXI好きでも知られるサッカー選手だ。

 ワンオフ製作されたこのライドオン芝刈り機。エアジョーダンマニアやクルマ好きもそうだが、サッカーファンにとっても注目すべきモデルといえそうだ。

【画像】マンソリーが手がけた芝刈り機のディテールチェック!(24枚)

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