なぜ今も人気? レクサス「NX」は7年目突入! 磨き続ける魅力とは

レクサスブランドの販売をけん引する「NX」。2014年の登場から7年目に突入しますが、現在でもその商品力は衰えていません。魅力を保つ要因はなんなのでしょうか。

レクサスブランドを販売をけん引する「NX」

 トヨタのプレミアムブランド「レクサス」。2019年は初の6万台越えを達成しましたがが、それに大きく貢献しているのがクロスオーバーシリーズですが、今回は次男坊の「NX」に注目してみたいと思います。

レクサス「NX」は7年目突入でも売れ続ける! その衰えない魅力とはなんなのでしょうか。
レクサス「NX」は7年目突入でも売れ続ける! その衰えない魅力とはなんなのでしょうか。

 NXは2014年にレクサス初のコンパクトクロスオーバーとして登場。2017年に大幅改良をおこなうも、すでに6年が経過するロングライフモデルです。

 しかし、現在も月平均の販売台数は700台前後と安定したセールスを記録しています。

 ちなみにこの台数は最新スペックを身に纏った末っ子の「UX」とほぼ同じ販売ボリュームで、NXの商品力は未だに衰えていないことを証明しています。その秘密は何なのでしょうか。

 エクステリアは2017年のマイナーチェンジで兄貴分の「RX」と共通性が増しましたが、エレガントで伸びやかなスタイルのRXに対して、NXは凝縮感がありスポーティさを強調したスタイルです。

 この辺りは大中小で金太郎飴のようなデザインが多い欧州プレミアムクロスオーバー勢に対して、決して「小さなRX」ではなくNX独自の世界観が表現されていると思います。

 とはいえ、新世代レクサスを見ると古さは隠せない部分もありますが、「いい物感」は今も健在でしょう。

 ちなみにボディサイズは全長4640mm×全幅1840mm×全高1645mmと見た目のボリューム感を考えるとコンパクトサイズに仕上がっています。

 実は大ヒットした初代RX(日本名:ハリアー)とほぼ同サイズ(全長4575mm×全幅1815mm×全高1665mm)です。

 インテリアはスピンドルグリルを模したような形状のインパネのセンターコンソールが特長です。

 当時はクロスオーバーらしからぬ攻めたデザインだと感じましたが、6年経つと普通に見えてきます。

 ただ、シフト周りはドライブモードスイッチや電子パーキング、リモートタッチなどが密集、御世辞にもスマートとはいえません。

 ちなみに2017年のマイナーチェンジではシンプルかつ機能的に変更されたスイッチ配置や10.3インチディスプレイの採用など機能・利便性の向上がおこなわれています。

 居住性はウィンドウ面積が比較的小さめなうえに、インパネ周りのデザイン処理などでタイトなコクピット感覚が特徴ですが、前後共に十分以上のスペースが用意されています。

 ちなみにリアゲート開閉だけでなくリアシートの収納まで電動式の採用やシートヒーターに加えてベンチレーションは、このクラスのモデルとしては珍しいと思います。

 ラゲッジスペースはCピラーの角度はかなり寝ているので背の高い荷物は苦手ですが、見た目以上に奥行き方向が広く積載能力は高めです。

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