人気の4ドアクーペ BMW「2シリーズ グランクーペ」 おすすめはガソリン?ディーゼル?
2019年10月に日本上陸したBMW新型「2シリーズグランクーペ(GC)」。スタイリッシュな4ドアクーペとして人気を博し、2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカーにも選ばれている。当初はガソリンモデルのみの展開だったが、2020年8月に待望のディーゼルモデルも登場した。ガソリンとディーゼル、走りの違いはあるのだろうか?
FFらしい広い室内と、FFらしからぬBMWらしいハンドリング
BMWのコンパクト部門を受け持つ「1シリーズ」、そして「2シリーズ」のほとんどは、現在は横置きエンジンの前輪駆動(FF)になっている。
ほとんどと書いたのは、スポーツモデル「M2」を含めた2シリーズ・クーペと2シリーズ・カブリオレは、縦置きエンジンの後輪駆動(FR)でラインナップされているからだ。今後、このクーペとカブリオレがいつまでFRでいられるかわからない。もしFRが好きなら、いまのうちに買っておいたほうがいいだろう。って、のっけから話が逸れてしまった。
1シリーズがフルモデルチェンジでFRからFFになったとき、その理由をBMWの開発者に聞いたことがある。いわく、いままで1シリーズ、つまりFR時代の1シリーズユーザーにアンケートを取ったら、80%のオーナーが駆動輪が前か後ろなのかを知らなかったという。つまり駆動輪がどこかということに興味がないということだ。
また、もっと室内が広いほうがいい、ラゲッジスペースが広いほうがいいという意見が多かったそうだ。ということで、ユーザーの要望に応え、スペース効率として有利な横置きエンジンのFFに置き換えたというわけだ。
BMWグループではMINIブランドが誕生して以来ずっとFFでやっている。MINIブランドが誕生したのは2001年だから、すでに20年近くのFF車づくりのノウハウがある。現行型1シリーズのプラットフォームは、このMINIから流用することができた。
そしてその1シリーズをベースとして、クーペスタイルの2シリーズが誕生した。「2シリーズグランクーペ」は、その4ドアクーペ版である。
2シリーズよりひと回り大きなボディを持つ「3シリーズ」は、ノイエクラッセと呼ばれた1961年発売の「1500シリーズ」までルーツをたどることができる「元祖BMW」といえるサルーンで、現行型は7代目で、縦置きエンジンのFRを踏襲している。この3シリーズが横置きエンジンのFFになることはない! ハズだ。
この3シリーズと2シリーズグランクーペとの関係によく似ているのが、メルセデス・ベンツ「Cクラス」と「CLA」の関係だ。
Cクラスセダンは縦置きエンジンのFRであるが、コンパクトな4ドアクーペデザインのCLAは横置きエンジンのFFである。
つまり3シリーズとCクラスがライバル関係にあると同様、この2シリーズグランクーペのライバルはCLAになるということだ。
さて、今回試乗したのは「218dグランクーペPlay Edition Joy+」と「218iグランクーペM Sport」の2台である。
218dのエンジンは2リッター直列4気筒ディーゼルターボで、最高出力150ps/4000rpm、最大トルク350Nm/1750-2500rpmを発揮する。燃費はWLTCモードで17.1km/Lだ。
218iはガソリンの1.5リッター直列3気筒ターボで、140ps/4600rpm、220Nm/1480-4200rpmを発揮する。燃費は16.9km/Lとなる。
2シリーズグランクーペって走ってるの全然見ないけど人気あるの?
第一ボンネット盛り上がり過ぎててアンバランスでカッコ悪いし、
この2グレード、
ガソリンは1.5Lで平凡なエンジンで燃費も大したことない割に割高
ディーゼルだと2Lで1.5t越えなので燃料コスト安い分が税金で帳消しになりかねず、
どちらも中途半端、
これらに500万掛ける位なら他を選ぶっしょ、
同セグメントで選ぶならベンツCLAの方が魅力的だし
デザインで選ぶならマツダ3セダンの方がカッコいいと思う。
よほどBMW好きだけど3シリーズがデカくて高価になって手が届かないけど、
BMWじゃないと嫌って方が妥協で選ぶモデルとしか思えない。