「本当に中古車?」 新車に見える写真が話題 常識を覆す中古車屋とは
ある中古車販売店のwebサイトでは従来の常識を破り、まるで新車のカタログのような出来栄えの写真が掲載されています。中古車で新車並みの写真を掲載する理由とは、一体どのようなものなのでしょうか。
中古車なのに新車並みのクオリティの写真を掲載するワケ
中古車の購入を検討する際、多くの人は「大手中古車情報サイト」で探すのが定番です。どのサイトも取り扱うクルマに違いはあっても、掲載される写真の構図はほとんど変わりません。
一方で、とある中古車販売店のwebサイトでは従来の常識を破り、まるで新車のカタログのような出来栄えの写真が掲載されています。
中古車で新車並みの写真を掲載する理由とは、一体どのようなものなのでしょうか。
インターネットが普及した現在、現物の納車までクルマを一切見ないままクルマを購入することもできる時代となりました。
大手中古車情報サイトを見れば必要なクルマの情報はほとんど手に入ります。しかし、掲載されている写真は店先でクルマの「フロント斜め前」から撮影したものがほとんどです。
中古車情報サイトにとっての「写真」は、購入者が欲しいと思う情報を届けるための手段です。
中古である以上は完璧には避けられない「傷の有無」「内外装の傷み」などの情報を知りたい購入希望者の心理に合わせて、クルマの全体像や各部のアップ写真を載せています。そこに芸術的なこだわりは必要ありません。
一方で、新車カタログ並のクオリティで写真を撮影している中古車販売店が、最近SNSで話題となっています。
埼玉県入間郡毛呂山町にある中古車販売店「オートサロンイイダ」の店長、飯田裕樹氏です。
飯田氏はカメラのアングルや背景・構図などを変えながら、まるで自動車メーカーの新車カタログのような写真を撮影・掲載しています。
もともとは父親の経営する中古車販売店を手伝うまでは、写真を撮ったことがなく一眼レフカメラにも興味がなかったといいます。
そんな飯田氏が写真を始めたきっかけは、15年前の免許を取りたての頃、父親に初めて愛車のホンダ「シビック」を用意してもらいカスタムして写真を撮ったのが最初だったそうです。
この頃の写真は、当時流行していた映画「ワイルドスピード」にとても影響を受けていたそうで、「今ほど構図も分かっておらず、特別な写真はなく近所でただ撮った写真ですがとても気に入っています」と、飯田さんは話します。
それから「自分が楽しみながら写真を撮りたい」という思いで写真撮影を始め、いつしかSNSで取り上げられるようになり、1万を超える「いいね」がつくようになりました。
飯田氏は「クルマのCMも参考にしていて、一人ではなかなか難しいので今後の挑戦課題にしたいと考えている」といいます。
写真を掲載した際の周りの反応については、次のように話しています。
「掲載した写真がきっかけで来店いただけたり、そのきっかけが縁となり今も繋がっている人もいて、嬉しく思います。
元々接点のなかった中古車業者オークション仕入れの過去のオーナーからも、ほかの人には気づかれなかったカスタムも写してくれて本当に嬉しいとわざわざ連絡をいただくこともありました。
今後については、愛車を通じて得られる感動をもっと伝えたいと思っています。
フロントガラスから見える景色は今より色濃く、タイヤから伝わる振動はワクワクを与えてくれる。
そんな感動を与えてくれるのは『クルマ』ではなく『愛車』です。もっと多くの人に届くようこれからも撮影を続けていきたいです」
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現代はSNSで、写真を気軽にシェアできる時代となっています。「良いものを長く使う」というクルマの乗り方が見直され始めています。
中古車の販売会社が率先してクルマへの愛着を示してくれることは、今までの中古車販売のあり方に一石を投じるかもしれません。
女性の化粧も然別、近くで見れば富士もただの山、明峰の雪も溶けて流れりゃみな同じですね。
私が思うに演出は大切ですからね、セルシオのカタログなんて撮影車は車高下げてますしね。
中古車サイトの現車写真に映えはいりません。
全体図や傷凹みなどが写されてたほうが、実際に販売店に行って現車確認するしないの判断基準になる。
映え狙いの写真観て、実際に販売店行ったらガッカリとなったら、販売店の評判落ちますよ。
物凄い自慰行為ですね。地味で平凡でも外装・内装を詳細に撮影した方が誠実だと思います。私個人の考えですが、間違いなく購入対象には挙がりません。
ここでインテグラ タイプSの購入を検討しましたが、中古車サイトに載っている写真でコンディションを予測出来ず不安に思い他店で購入しました。イメージ写真は自社サイトで公開すれば良いのではないでしょうか?