前年比128%!! ジープ、フィアット、アバルト、アルファ ロメオが販売絶好調の理由とは
2020年11月のFCAジャパン取扱ブランドの販売が、前年比128%と好調だ。その理由を考察してみた。
11月単月として過去最高販売台数を更新!
FCAジャパンが取り扱うブランドである「ジープ」「フィアット」「アバルト」「アルファロメオ」の11月の合計販売台数が2195台となり、10月に続いて11月としても過去最高販売台数を更新した。
FCAジャパンの今年1月から11月までの全ブランド累計販売台数は2万1441台、対前年比95%となっている。これは、純輸入車市場が対前年比マイナス15%にとどまるなか、いち早い回復を見せているとみてよいだろう。
では、各ブランドの動向はどうだったのだろうか。
ジープは、「ラングラー」「レネゲード」「グランドチェロキー」の販売が力強く、全体の好業績を牽引した結果、ジープの1月から11月の累計台数は1万2247台、対前年比+26台となっている。
フィアットは「Panda 4X4(パンダ・フォーバイフォー)」並びに「500/500C(チンクエチェント/チンクエチェントシー)」の限定車がいずれも好調。またアバルトも販売好調を維持し、1月から11月の累計販売台数は対前年比98%となっている。
アルファ ロメオは「ジュリア」と「ステルヴィオ」に今年新たに導入した新グレードである「スプリント」が好調なスタートを切っている。
各ブランドの2020年11月の販売台数/対前年比は次のとおりである。
・ジープ:1272台/128%
・フィアット:495台/136%
・アバルト:204台/104%
・アルファ ロメオ:224台/145%
・4ブランド合計:2195台/128%
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FCAジャパンの4ブランドが好調な理由は、コロナ禍の5月からスタートした「スキップローン」、11月にジープで導入されたオーナーロイヤリティ向上プログラム「ジープウェイブ」が販売を後押ししていることは間違いない。
また、FCAジャパンとして初の電動化モデルであるジープ「レネゲード4xe(フォー・バイ・イー)」の販売が開始されていることも要因のひとつだろう。
さらにコロナ禍においても、「ジープウェイブ」のスタートを記念したオーナーイベント「Jeep HANABI 2020」や、新たなプログラムの「アバルト・デイ2020」など、十分に新型コロナウイルス感染拡大対策をとったカスタマーイベントをFCAジャパンは開催している。
こうしたカスタマーが「このブランドのクルマに乗っていてよかった」と思える経験価値を次々と創り出している点も、販売に少しずつ貢献しているのかもしれない。
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