最近は怖い顔のクルマが流行!? 眼光が鋭い車5選
もうすぐ登場する三菱の切り札となるSUVもイカツイ!?
●三菱「エクリプスクロス」
1989年に登場した高性能でスタイリッシュな3ドアクーペの三菱「エクリプス」は、アメリカで生産され、1990年には日本でも左ハンドルのまま輸入車として販売したモデルです。
その後、4代目までクーペボディのモデルのまま販売を継続していましたが、2012年に生産を終了。2017年に「エクリプスクロス」の名で、クーペスタイルのクロスオーバーSUVに生まれ変わりました。
そして2020年9月に、フロントフェイスとリアまわりのデザインを大幅に変更し、PHEVモデルが追加ラインナップされた新型モデルが発表されました。
フロントフェイスのイメージはマイナーチェンジ前から踏襲していますが、三菱のデザインテーマである「ダイナミックシールド」をさらに発展させ、より押し出し感を強めています。
とくにヘッドライトが薄く切れ長になり、獰猛な印象です。
また、PHEVモデルでは大出力のモーターにより、「ランサーエボリューションX」に匹敵する発信加速性能を手に入れたといいます。
新型エクリプスクロスは2020年12月に発売予定です。
●ホンダ「NSX」
ホンダは1986年から北米で高級車ブランド「アキュラ」を展開し、フラッグシップとなるスポーツカーとして、1990年に「NSX」が日米で発売されました。
世界初のオールアルミのモノコックシャシに、新開発の3リッターV型6気筒エンジンをリアミッドシップに搭載。優れた運動性能と空気を切り裂くようなシャープなフォルムにより、和製スーパーカーと呼ばれます。
その後、2005年に排出ガス規制の強化などを理由に生産を終了しましたが、NSXの灯は消えず、2016年に名実ともにリアルスーパーカーとなって復活。
2代目NSXの外観はミッドシップスーパーカーにふさわしい低くワイドなフォルムで、クサビ型というよりもクサビそのものといえるシルエットです。
フロントフェイスは歩行者保護を目的として初代よりも前端が高くなった印象ですが、切れ上がったLEDヘッドライトによって、獲物を狙う猛禽類のような精悍な顔を演出。
パワーユニットは最高出力507馬力を発揮する3.5リッターV型6気筒DOHCツインターボエンジンに、3基のモーターを組み合わせた「SPORT HYBRID SH-AWD」で、システム最高出力581馬力を誇り、まさに日本を代表するスーパーカーであり続けています。
NSXの価格は2420万円からですが、現行モデルの受注は終了しており、2022年モデルの登場が待たれる状況です。
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クルマのデザインはその時代によって流行がありますが、近年は軽自動車から高級セダンまで、どれも怒り顔のモデルばかりです。
一方で、独自のアイデンティティを貫いているスズキ「ジムニー」や、トヨタ「センチュリー」といったモデルもあるのも面白いところではないでしょうか。
優れたデザインとは見る人によって評価が異なりますが、10年後、20年後に見ても色褪せない魅力があるのが本当の優れたデザインといえ、いまのモデルは将来どう映るのか興味深いところです。
最近はどの車もコワモテフェイスで、機械の機能とはあまり関係の無い、はっきり言ってバカげた流行だと思う。誰に向かってコワモテを気取っているのだろうか。車? 車同士で張り合うのは何が目的? 歩行者にとっては心理的脅威でもあり、不快でしかない。
そのうちこのような流行も古臭いイメージとなることだろう。それでもこのようなバカげた車に乗り続けるのでしょうか。