No.1軽「N-BOX」が下剋上!? 5年ぶり刷新のスズキ新型「ソリオ」との違いは?
スズキは新型小型トールワゴン「ソリオ/ソリオバンディット」を発表しました。小型トールワゴンと軽スーパーハイトワゴンは、広い室内や、後席両側スライドドアといった点で共通しますが、軽スーパーハイトワゴンを代表する車種「N-BOX」と新型「ソリオ」を比較すると、どんな違いがあるのでしょうか。
新型「ソリオ」と「N-BOX」 室内高が高いのはどっち?
スズキは2020年11月25日に新型「ソリオ/ソリオバンディット」(以下、とくに記載の無い限りまとめて「ソリオ」表記)を発表しました。5年ぶりの全面刷新となります。
新型ソリオは登録車のなかの小型トールワゴンに分類されるクルマですが、ホンダ「N-BOX」に代表される軽スーパーハイトワゴンの車種とは、高い車高による広い室内や、後席両側スライドドアの採用といった点で共通します。
小型トールワゴンと軽スーパーハイトワゴンの価格帯も近づいてきていますが、フルモデルチェンジした新型ソリオと、軽スーパーハイトワゴンでもっとも売れているN-BOXを比較すると、どのような違いがあるのでしょうか。
登録車と軽自動車という、それぞれの特性も見つつ比べていきます。
外観の仕様は、新型ソリオとN-BOXともに標準仕様とカスタム仕様(「ソリオバンディット」と「N-BOXカスタム」)の2種類です。
どちらのモデルも、近年採用例が増えている2トーンカラーの設定がありますが、新型ソリオはカスタム仕様のみ設定があるのに対し、N-BOXは標準仕様とカスタム仕様の両方で設定があるのが違いとなります。
両車のボディサイズは、新型ソリオが全長3790mm×全幅1645mm×全高1745mm。N-BOXが全長3395mm×全幅1475mm×全高1790-1815mmです。
新型ソリオは今回のフルモデルチェンジで、全長が従来モデルから80mm(ソリオバンディットは70mm)延長されました。これにより荷室長が100mm拡大され、550mmから715mm(5名乗車時)を実現。
軽自動車規格のN-BOXが440mmから630mm(4名乗車時)であるのに対するアドバンテージとなっています。
一方、新型ソリオは全幅の拡大を+20mmに抑えて1645mmに設定。5ナンバーサイズいっぱいまで広げないことで、先代の特徴であった取り回しやすさもキープしています。
最小回転半径も先代と同様の4.8mを維持し、軽自動車であるN-BOXの4.5mから4.7mに迫る数値となっています。
対するN-BOXは、車高の高さを活かした高い室内高が特徴です。ホンダの独自技術であるセンタータンクレイアウトの恩恵もあり、空間効率に優れていて、室内高は1400mmを確保。
新型ソリオの室内高は、フルモデルチェンジで+5mmの1365mmを実現したものの、N-BOXを35mm下回ります。
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