火山地帯も走破可能!? トヨタ新型「ハイラックス」の2021年モデルが欧州で登場

トヨタは現在欧州で予約を受け付け中の新型「ハイラックス」2021年モデルの改良点を発表しました。

ダイナミックなアップグレードでオフロード制御とオンロードの乗り心地を改善

 トヨタは2020年6月に欧州で発表した、同社のピックアップトラック「ハイラックス」2021年モデルの改良点を公開しました。

トヨタ「ハイラックス」2021年モデル
トヨタ「ハイラックス」2021年モデル

 ハイラックスの高いオフロード性能は、過去に北極、南極、そして噴火する火山の斜面を征服したことで証明されています。

 しかし、この性能の高さは日常利用で走るオンロード上でも静寂で快適であることが重要です。

 そのために。新しいハイラックスはサスペンションとステアリングを改良し、オンロードでの乗り心地とハンドリングを向上。さらにオフロードの制御性を向上させる新しい自動リミテッドスリップデフが採用されました。

 その基本的な強みは、ボディオンフレーム構造で、現在のセグメントでは珍しいデザインです。

 ラダーフレームは耐久性が高く、ねじれに対しても高い剛性を発揮し、起伏の多い地形を走行する際のもっとも激しいねじれ力に対処することが可能となりました。

 さらに、サスペンションとパワーステアリングシステムの変更や、ショックアブソーバーのチューニングにより、路上での快適性と運転性も向上。

 リアサスペンションシステムは、ツインショックアブソーバーを備えた丈夫で耐久性のある板ばねで構成されており、オンロード走行でのSUVのような快適性と安定性、および高レベルのオフロード性能を実現。

 改良されたパワーステアリングは、優れたステアリングフィールを実現しつつ、燃費を向上。ステアリングを軽くすることで、低速での操作性が向上し、高速では操舵力が増加するセッティングで、制御におけるドライバーの信頼性が向上します。

 また、ハイラックスが直進している時には、システムはスタンバイモードに入り、パワステポンプの作動トルクを減らすことで、燃費の向上に寄与。

 そんなハイラックスの比類のないオフロード性能は、リミテッドスリップデフの効果を再現する新しい電子デバイスの追加によって強化され、低グリップの路面でより高いトラクションと加速力を確保します。

 ドライバーは、高速後輪駆動モードで運転しているときに、VSCオフスイッチを押すだけでシステムを自動化することが可能。

 グリップの喪失が検出されると、スリップするホイール側にブレーキがかかり、牽引力のある反対側のホイールに駆動トルクが伝達されます。

 この新機能は、車両が低速4輪駆動モードのときに作動するアクティブトラクションコントロールに搭載されています。

 さらに新型ハイラックスには、上り坂の斜面を走破するのに役立つヒルスタートアシストコントロールが追加され、グレードによってはダウンヒルアシストコントロールも追加されます。

 また、新型ハイラックスのデザインは、クラストップとなる310mmの最低地上高(ダブルキャブモデル)を実現。700mmの水深までのドライブを可能にするなど、過酷なオフロード走行をサポートします。

 新型ハイラックスは現在欧州で予約を受け付けており、2020年11月下旬からデリバリーが開始される予定です。

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1件のコメント

  1. 2020型8月19日ハイラックスピックアップ発注した(11月搬入予定)が未だに手元に来ない内に2021型発表とは⁉️新型に変更出来ないか❓️差額は支払いますが⁉️

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