EVは定番化した? 市場開拓リーフから10年 日産EV戦略は「アリア」で加速する?
開拓者リーフとはどんなモデル?
実際に、リーフに対しての評価には、どのようなものがあるのでしょうか。日産の販売店スタッフは以下のように話しています。
「販売台数には反映されませんが、試乗を希望されるお客さまは非常に多くいらっしゃるため、購入に関わらず電気自動車自体に関心をお持ちのお客さまは多いです。
私自身も乗っていますが、バッテリー容量が小さいモデルでも、満タンまで充電すれば280kmを走行することができる点は評価でき、この点はお客さまからも好評です。
また、最近ではSA・PA以外でも商業施設やコンビニ、スーパーなどに急速充電機が設置されているので、以前よりも長距離ドライブでの不安が減っています。
加えて、V2H(Vehicle to Home)システムを利用することによって、リーフに充電した電力を家の電気として使用することができます。
これにより、災害時の停電にも対応できるため、関心を持たれるお客さまは年々増えている印象です」
近年では、災害時の電源確保の用途として、日産をはじめトヨタやホンダなどが電気自動車やハイブリッド車、PHEV車を被災地に貸し出しており、電動車への関心も高まりつつあります。
リーフには、V2Hというシステムを搭載。これEV、PHEVが蓄えた電気を、家で使えるもので、一般的な家庭の消費電力であれば、62kWhモデルのリーフで2日から4日分の電力を賄えるものです。
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今後も災害時の活躍が期待されるEVですが、各メーカーからのラインナップが増えたことでますます普及することが考えられます。
そして、その流れでインフラ面の整備もさらに進むことが、今後1、2年で日本がEV先進国になれるかのポイントとなるかもしれません。
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