トヨタのFCV新型「ミライ」に予想以上の問合せ増! デザイン&性能の反響はいかに
トヨタが世界初のセダン型量産燃料電池車(FCV)として2014年に投入した「ミライ」。2020年12月には2代目となる新型モデルが発表・発売されます。それに先立ち、東京を始めとする一部地域では11月7日から先行予約が開始されていました。まだ身近な存在とはいえないミライに対して、ユーザーはどのような関心を持っているのでしょうか。
地道なインフラ整備の影響もあり、「一般ユーザー」からの注目度も高め?
2020年11月7日より、一部地域でトヨタの燃料電池車「MIRAI(以下、ミライ)」の新型モデルの事前商談が開始されました。
正式な発売は12月上旬を予定していますが、今のところユーザーからはどんな反応があるのでしょうか。
ミライは、新型モデルのティザーサイトが公式ウェブサイト上で公開されており、2020年12月の発表が予告されていました。
同サイトでは、全国各地でおこなわれる先行展示会の案内や、プロトタイプに試乗できる先行試乗会の募集がおこなわれています。なお、2020年11月11日時点で、先行試乗会の応募はすでに終了しています。
そして、正式発表に先立ってトヨタモビリティ東京では、11月7日より事前商談を開始。
地域によって商談開始時期は異なるとのことですが、全国でも早い段階から受け付けている東京地域では、ユーザーからはどんな反応があるのでしょうか。
初代ミライは、2014年12月に世界初のセダン型量産燃料電池車(FCV)として販売が開始されました。
自社開発のFCスタックや高圧水素タンクなどで構成する燃料電池技術と、ハイブリッド技術を融合した「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」を採用しています。
水素は、さまざまな一次エネルギーや下水の汚泥からの製造に加え、太陽光や風力などの自然エネルギーを活用して水からの生成も可能です。
また、電気に比べてエネルギー密度が高く、貯蔵や輸送も容易であることなどから、幅広い用途への利用が可能な将来の有力なエネルギーのひとつとされています。
その水素を燃料とするFCVのミライは、エネルギー多様化への対応をさらに加速させるものと期待されていました。
しかし、水素ステーションなどインフラ整備はまだまだ発展途上なことや、初代ミライは700万円以上の新車価格ということもあって、2020年6月の生産終了までで世界で累計1万台の販売に留まっています。
では、今回の新型ミライについては、ユーザーからはどんな反応があるのでしょうか。事前商談の状況について、首都圏のトヨタ販売店スタッフは以下のように話します。
「当店では40代から50代を中心に、予想以上に多くの問い合わせを頂いています。ただ、ほかの車種と比べて、購入前提の人は少ないです。
問い合わせの内容は、近隣の水素ステーションの場所や展示車の有無、試乗についての相談が多く、見積もりまで取られるという人は少ないです。
燃料電池は特殊なクルマですから、展示や試乗について、皆さま恐る恐る歩み寄っているような印象です。
なお、現段階では納車に2か月から3か月ほどを頂いていますが、12月の正式発売後はさらに伸びると考えられます」
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。