トヨタ「アルファード」なぜ快進撃続く? 兄弟車「ヴェルファイア」と人気が逆転した背景とは
近い将来、ヴェルファイアが消滅する可能性もある?
アルファードがヴェルファイアよりも売れているのは、2020年5月にそれまで4つあったトヨタの販売チャネルのいずれも全車種併売となったことも影響していると思われがちですが、それだけではないようです。
前述のとおり、2015年1月に3代目アルファードと2代目ヴェルファイアにモデルチェンジされます。
当初はそれまでと同様、ヴェルファイアが優勢でしたが、2018年1月のマイナーチェンジでそれぞれのフロントフェイスが変更になったことから風向きが変わりました。
2018年3月からアルファードが台数で上になると、その後は次第に差が広がっていき、全車種併売化直前の2020年4月はアルファードが5739台、ヴェルファイアが1690台と、この時点でも3倍強まで差が開いています。
アルファードのデザインの方が好まれたことに加え、全車種併売化されたことも作用し、より販売台数の差が大きくなったということが結論のようです。
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現在、トヨタでは販売チャネル違いのために用意された姉妹車の車種統合もおこなわれています。
2020年9月にはダイハツ「トール」のOEM車として併存していた「タンク」と「ルーミー」が、マイナーチェンジでルーミーに統合されました。
アルファードとヴェルファイアも統合の可能性はあり、アルファードの販売台数やヴェルファイアはアルファードの派生モデルであるということを考えると、ヴェルファイアが消滅する可能性もありそうです。
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