納車1年半待ちのフェラーリ「ローマ」が6300万円で落札!

どうして現行モデルにプレミアがつくのか?

 実際の入札は、2020年10月22日から29日までの期間、オンラインでおこなわれた。

 ちなみにこのオークションの真の目的は、「ア・フェラーリ・トゥ・ベネフィット・セーブ・ザ・チルドレン」というタイトルからも理解できるように、収益金は世界の子供を支援するためにイギリスのNGO団体、「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付されることにあった。

 同NGOは1919年に創立されて以降、10億人を超える子供を支えてきた実績があり、フェラーリとRMオークションは、その活動に賛同したというわけである。

●2021 フェラーリ「ローマ」

フェラーリ「ローマ」のオークションでの収益金は、世界の子供を支援するためにイギリスのNGO団体、「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付される(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's
フェラーリ「ローマ」のオークションでの収益金は、世界の子供を支援するためにイギリスのNGO団体、「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付される(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's

 オークションは締め切りが近づくにつれて、加速度的にその勢いを増し、最終の落札価格は実に60万ドル(邦貨換算約6300万円)にまで跳ね上がった。これはローマの新車車両価格と比較して、約1.7倍という数字に相当する。

 この高額な落札価格の理由は、フェラーリが、プレミアム・ブランドの中でも特別なバリューを持つブランドであること。そして誰よりも早く、そのニューモデルを手にしたいと願う、独特の意識がカスタマーに働くブランドであるからにほかならない。

 今回このローマを落札したカスタマーも、納車までにかかる約1年半という時間を含めて考えれば、あるいはその価格は適切なものと感じているのかもしれない。

 もちろん、このオークションがチャリティであるので、寄付という側面があるのも忘れてはならないだろう。

【画像】どこからみても美しいフェラーリ「ローマ」とは?(23枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2 3

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー