納車1年半待ちのフェラーリ「ローマ」が6300万円で落札!
フェラーリの新たなカテゴリーに位置する「ローマ」が、オークションに登場。新車価格よりも遥かに高額なプライスで落札された理由とは?
納車まで1年半待ちの「ローマ」
フェラーリの新型V型8気筒FRモデル、「ローマ」。
映画『ドルチェ・ヴィータ=甘い生活』へのオマージュとして、かつてない妖艶なスタイルで見る者を魅了する、この最新のフェラーリだが、聞くところによれば今からフェラーリにそれをオーダーしても、実際にカスタマーのもとにそれが届けられるのは、1年半ほど先の話になるという。
甘い生活は、なかなかに遠い存在なのだ。

そのローマが、早くもオークション・シーンに登場した。
これはRMサザビーズとフェラーリのコラボレーションによって実現したもので、ビアンコ・イタリアのボディカラーに、ボルドー・レザーのインテリアカラーというコンビネーションで仕上げられている。
もちろんファクトリー・オプションも豊富に装備されており、カーボン製のフロントスポイラーやリアディフューザー、アンダードアカバー、20インチ径の鍛造ダイアモンド・ポリッシュ・ホイールなどが装着され、外観はさらにスポーティに、そして美しく演出されているのが特徴だ。
メカニズムや装備でも、同様にノーマルのローマに追加されたメニューは多い。助手席前方に備わるディスプレイを始め、スポーツエグゾースト、マグネライド・サスペンションなどはその代表的な例だ。
ちなみに同車は現在マラネロにおいて製作中で、2021年モデルとしてローマの中ではもっとも早いロットでデリバリーされることが決定しているという。通常ならばフェラーリの上顧客でなければこれだけ早いタイミングで新型車を手に入れることなど不可能な話であるから、今回のオークションに世界から多くの視線が集中するのも当然であった。
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