なぜ「トヨタ一人勝ち」? 販売TOP10にトヨタが8車種も!? 他メーカーとの差は何?

なぜトヨタが一人勝ち? 他メーカーとの差はどこに?

 このように、販売台数の上位にランクインするには、さまざまな要素が重要なようですが、ランクインしていないメーカーも同様のモデルチェンジや改良をしています。

 しかし、販売台数を増やすには単純に新しい車種・魅力ある車種というだけでは難しいようです。

 そこにはメーカーの販売力も関係しており、トヨタの販売店は全国で5000店近くあります。

 その次に、ホンダや日産が2000店、スバルやマツダ、三菱は600店から800店くらいとなるため、単純に家の近くにある販売店として考えるとトヨタに足を運びやすいのです。

 そして、そのトヨタは2020年5月からこれまでの販売チャネル毎の専用販売を廃止し、全店舗で全車種を取り扱うようになりました。

 その結果、どの店舗でも豊富なラインナップのなかから比較検討出来るという強みを持ったことで、販売力がさらに向上したといます。

トヨタのミドルサイズミニバンとなる「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」は、これまで専売だったが現在では全車種で扱っている。
トヨタのミドルサイズミニバンとなる「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」は、これまで専売だったが現在では全車種で扱っている。

 また、豊富なラインナップにも販売台数向上の秘策はあるといえ、2020年11月時点で人気とされるミニバンジャンルでは、シエンタ、ノア/ヴォクシー/エスクァイア、アルファード/ヴェルファイア、グランエース、ハイエースワゴンという8車種を展開。

 SUVでは、ライズ、ヤリスクロス、C-HR、RAV4、ハリアー、ランドクルーザープラド、ランドクルーザーという7車種を設定するなど、トヨタブランドだけで多様化するニーズに対応出来るのです。

 こうした総合的な販売力によって「トヨタの一人勝ち」が続いているといえます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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