ミニバンは嫌? 女性の車選び「使いやすさ」より「かっこよさ」優先に変化
軽自動車は普通車以上に女性ニーズに特化し始めた?
軽自動車やコンパクトカーも女性から人気が高いジャンルですが、乗車人数や積載性を考えると劣ります。
しかし、都市部以外の地方では「一家に一台」といわれるほど、クルマとの関わりも深いため、セカンドカーとして近所の買い物などに使いやすい軽自動車が人気です。
とくに近年では主婦層を始めとする女性をターゲットにしたコンセプトをもつモデルも多く存在します。
スズキ「アルトラパン」のユーザー構成比は、約9割を女性が占め、なかでも20代から30代がもっとも多いとされています。
特別仕様車の「アルトラパン モード」では、シックでクールな印象のなかにも女性らしいかわいさが感じられる“大人かわいいラパン”をコンセプトとしています。
また、「女性らしさ」を全面に押しているのがダイハツ「ミラトコット」です。
ミラトコットは、ボディ先端が見やすく車両感覚がつかみやすいスクエアなボディとひと目で分かるスイッチ類や使い勝手の良いインテリアを特徴にした、若い女性をターゲットにしたクルマです。
ダイハツの担当者は、ミラトコットについて次のように述べています。
「ミラトコットは、想定ユーザーに近い7人の女性社員が部門を超えて集まり、開発を担当しました。
いままでの男性からみた女性らしいクルマづくりではなく、女性目線からみたクルマづくりをするために、女性主導のプロジェクトとしています」
クルマの購入は、利用用途によって大きくニーズが変化します。
ひと昔前までは、男性が主導する形でクルマの購入を検討していましたが、最近では女性がメインとなったクルマづくりや販売戦略が多くなっています。
若者のクルマ離れとはいわれる一方で、女性視点で見てみるとクルマに親しみやすくなった時代に変化しているようです。
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