シフトノブのようなステッキ!! ネオダンディオヤジ必携のおしゃれアイテムとは

自動車愛好家も注目するステッキは、どうして生まれた?

 MATSUのステッキは、従来のステッキとは一線を画すことは一目瞭然。スタイリッシュさに加え、使われている素材も他では見かけないだろう。

 シャフト部分に白樺に漆を何層にも塗り重ねたものや、カーボン、さらに航空機用の超ジュラルミンから1本削り出したステッキまでラインナップされている。

 こうしたこだわりのステッキを生み出す「MATSU」は、どのようにして生まれたのだろうか。

●ステッキはデザイナーの必要性から誕生した

エレガントはウィメンズ革巻きハンドルトリコロール:各13万900円(消費税込)photo by Michinori Aoki
エレガントはウィメンズ革巻きハンドルトリコロール:各13万900円(消費税込)photo by Michinori Aoki

 MATSUは、プロダクトデザイナーの吉田眞紀氏と、パイプ製作の老舗である「拓製作所」がタッグを組んで2018年誕生したステッキブランドだ。

 吉田氏は、フランスのラグジュアリーブランドにデザインを提供したり、自身のジュエリーブランド「M.Y.LABEL」を展開したりし、他にはないデザインとその作り込みで多くのファンを魅了してきた。

 そのM.Y.LABELのときからタッグを組んでいた拓製作所とスタートさせたのがステッキブランド「MATSU」だ。ブランド名は、吉田眞紀氏の「MA」と拓製作所の「TSU」から名づけられたそう。ジュエリーとパイプからステッキという発想はなかなかなさそうだが、吉田氏の体験から必要と感じ作ることにしたのだそうだ。

「5年ほど前にスキーで片脚切断寸前のけがをし、約2年間ステッキを使う生活を強いられました。そのとき、最初に困ったのが気に入ったステッキがなかったことです。妙にジェントルマン(?)な英国調なものか、いわゆる医療用のいずれかしか選択肢がなく、なければ作ってしまおうと図面を描き、拓製作所の工場長にお願いし製作してもらいました」と吉田氏。

 最初からブランドありきではなく、自分が使いたいものを作り出すという昔からの気質から誕生した世界にひとつだけのステッキ。自信がステッキを使っていた約2年の間、20人ほどの人から「そのステッキはどこで購入したのか?」と、声をかけられたそうだ。

 いずれもファッションにこだわりのありそうな方々だったため、これは意外と多くの人が困っているのではないかとブランド立ち上げに踏み切ったそうだ。

 ジャガーやランドローバーのシフトノブを連想させるMATSUのステッキ。自動車愛好家はもちろん、自分のスタイルを確立した大人の男性にこそお似合いのアイテムだ。

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MATSU
https://ma-tsu.jp/

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