秋は死亡事故が増加傾向? 濃霧による視界不良に要注意!
秋は濃霧に要注意! そもそも濃霧って何?
秋は濃い霧が発生しやすくなり、その状態で運転することを「濃霧走行」ともいいます。
気象庁では、霧(浮遊水滴)によって視程(水平方向に見通せる距離)が1km未満の状態を霧発生の定義としており、視程が陸上で100m、海上で500m未満の場合になった状態を濃霧と呼んでいます。
霧の発生しやすい季節は、内陸部では秋が多いといわれ、発生しやすい場所は、標高の高い山間部や山間の盆地などに見られ、地名に霧という字が含まれている場所は、その地形や気象状況から霧の発生率が高いです。
走行中に濃霧に遭遇した場合は、一般道、高速道路を問わず、走行中に濃霧に遭遇したら速度を緩め、前走車との車間距離を十分に保つことが大切です。
また、日中でも霧が発生し始めた際には、ヘッドライトを点灯させることも視界確保の有効な手段となりますが、ロービーム(下向き点灯)を使用しましょう。
これは、光源をハイビーム(上向き)にすると、ヘッドライトの光りが霧に乱反射し、かえって視界が悪くなるからで、同時にフォグランプが装備されている場合は、点灯させることで対向車から見えやすくなります。
また、最近のクルマにはオートライトが搭載されるクルマが増え、直近の新型モデルでは義務化されています。
しかし、日中の濃霧の場合はオートライトであっても、センサーが反応せず点灯しない可能性もあるため自分自身が「周囲が見づらい」と感じたら、オートライトだけに頼らずに手動で点灯することも大切です。
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また、濃霧以外にもクルマ側の装備に関して確認をしておくことが大切です。
ワイパー不良やタイヤのパンク、バーストは、夏の日差しで急激に劣化していることがあり、ワイパーであれば水を弾きにくくなっている状態になっていることが考えられます。
タイヤの場合は、夏場の紫外線や高温によりかなりのダメージを受け、ひび割れや空気圧が低下している可能性があります。
さらに、秋シーズンに多いトラブルがバッテリー上がりで、その原因は、夏場のエアコンフル稼働により、バッテリーが消耗しやすくなっているためです。
これらのクルマ側のメンテナンスも季節の変わり目にしておくことが、安全に繋がるポイントといえます。
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