試乗予約殺到!? 新型「ホンダe」は予想以上の注目度? 購入するユーザー層は

これからのホンダに期待することとは

 来場者の雰囲気を見た感じでは、代官山T-SITEの正面玄関でたまたまホンダeを見て、ギャラリーまで足を運んだという人は意外と少ない印象がありました。

 つまり、来場していたのは、ネットやSNSでこのイベント開催情報を事前に知り、ホンダeといち早く接してみたいと思われた人ではないでしょうか。興味本位というよりは、購入も十分視野に入れているような表情でスタッフに質問している光景が見られました。

 年齢は20代後半から30代、または50代前後と推測される夫婦やカップルが主流で、家族連れは目立ちません。まさに、代官山T-SITEの顧客層という印象です。

新型「ホンダe」
新型「ホンダe」

 モダンリビングのような車内空間を楽しむ生活の余裕、都心にいながら環境に対する強い意識、新しい通信技術を通じてクルマの未来を感じようとする探求心。

 こうしたキーワードが、ホンダeのポテンシャルカスタマーの条件として、代官山の空気を感じながら、頭に浮かびました。

 それと同時に、今回のイベントに限定せず、ホンダとしてさらに一歩踏み込んだ形で、ホンダとしての未来像をより広い視野で示すべきだとも感じました。

 新旧問わず全てのホンダ車のユーザーに対して、またこれから新たにホンダ車を選ぼうと考えているポテンシャルカスタマーに対して、「ホンダを買う価値」を明快に示すべきではないでしょうか。

 ホンダeをきっかけとして、ホンダという企業とブランドの新世代が始まることに期待したいと思います。

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Writer: 桃田健史

ジャーナリスト。量産車の研究開発、自動車競技など、自動車産業界にこれまで約40年間かかわる。
IT、環境分野を含めて、世界各地で定常的に取材を続ける。
経済メディア、自動車系メディアでの各種連載、テレビやネットでの社会情勢についての解説、自動車レース番組の解説など。
近著に「クルマをディーラーで買わなくなる日」(洋泉社)。

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コメント

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1件のコメント

  1. 100万は、高すぎる感じかな?
    都会のお金持ちが話のネタに、買うかもしれませんが一般的人にはハードル高い目新しいのは1年位ですからね!

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