派手さはないけど、みなぎるパワー! シブさが光る高性能セダン5選

現在、人気の低迷から数を減らしつつあるセダンですが、かつては各メーカーから数多くのセダンが販売されていました。そこで、外観は地味ながらもハイパワーなエンジンを搭載した高性能なセダンを、5車種ピックアップして紹介します。

スポーツカー並の心臓を持つ高性能セダンを振り返る

 近年、SUVやミニバンの人気が高まったのと逆に、販売台数が落ち込んでしまったのがセダンです。生産を終えたモデルも数多く、国内のセダン市場から撤退してしまったメーカーもあります。

中古車なら今が狙い目の高性能セダンたち
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 一方、2000年代の初頭くらいまでは各メーカーがセダンをラインナップし、なかには高性能なモデルも数多く存在。

 そこで、いまが狙い目なちょっと前の高性能セダンを、5車種ピックアップして紹介します。

●トヨタ「マークX 350RDS」

惜しまれつつ消えてしまったスポーティセダンの「マークX」
惜しまれつつ消えてしまったスポーティセダンの「マークX」

 スポーティさと上質さを併せ持つトヨタのミドルクラスセダンである「マークX」は、残念ながら2019年に生産を終了してしまいましたが、数少ないFRセダンとしての伝統を守ってきたクルマです。

 最終モデルは2009年に登場した2代目で、エンジンは203馬力を発揮する2.5リッターV型6気筒と、トップグレードの「350RDS」には318馬力を発揮する高性能な3.5リッターV型6気筒自然吸気を搭載。全グレードとも6速ATが組み合わされます。

 外観は精悍な印象のフロントマスクに、均整の取れた流麗なサイドビューが特徴です。

 足まわりではフロントにダブルウイッシュボーン、リアにマルチリンクを採用し、前後重量配分をフロント54:リア46の理想的なバランスにすることで、FR特有の俊敏なハンドリングや卓越したコーナリング性能を高めていました。

 2019年3月に限定350台が発売された「マークX GRMN」(第2弾)では、エンジンはスタンダードな3.5リッターですが、トランスミッションは6速MTを搭載し、サスペンションのチューニングと専用の外装パーツが装着されるなど、トヨタ謹製のチューニングカーとなっており、現在、中古車はプレミア価格で販売されています。

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●日産「スカイライン 370GT」

大排気量自然吸気エンジンの魅力あふれる「スカイライン 370GT」
大排気量自然吸気エンジンの魅力あふれる「スカイライン 370GT」

 現行モデルの日産「スカイライン」は2013年に発売された13代目にあたり、2019年のマイナーチェンジではハイブリッドモデルにハンズオフ機能を採用した「プロパイロット2.0」が搭載され、シリーズ最高の405馬力を誇る「400R」が追加されるなど、先進性とスポーティさを併せ持つセダンとなりました。

 そのひとつ前の世代である2006年に登場した12代目では、シリーズ最大排気量の3.7リッター自然吸気エンジンを搭載したモデルが存在。

 2008年のマイナーチェンジで、それまでの3.5リッターV型6気筒エンジンを、「フェアレディZ」などと同じ3.7リッターV型6気筒エンジンに換装し、最高出力は330馬力を発揮。

 出力の増大とともにアクセルに対してエンジンのレスポンスも向上させ、大排気量自然吸気ならではの豪快な加速が味わえます。

 外観はフロントからリアまで流れるようなシルエットを採用し、質感の高い内装と相まって、スポーティかつプレミアムなセダンを演出。

 足まわりはフロントにダブルウイッシュボーン、リアにマルチリンクを採用し、サスペンションアームやリンク類にアルミ素材を多用するなど、高い運動性能と優れた乗り心地を両立。

 なかでも「Type S」グレードにはスポーツチューンドサスペンションを設定するなど、スカイラインの伝統であるスポーティセダンという一面を高めた仕様となっています。

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●ホンダ「アコード ユーロR」

ホンダの真骨頂である高回転高出力エンジンを搭載した「アコード ユーロR」
ホンダの真骨頂である高回転高出力エンジンを搭載した「アコード ユーロR」

 1976年に3ドアハッチバックとしてデビューしたホンダ初代「アコード」ですが、後にセダンが追加され、代を重ねていくとアコード=セダンというイメージが定着しました。

 そして、2002年に登場した7代目では6代目に続き、高性能な「ユーロR」がラインナップされ、新世代の「i-VTEC」エンジンを搭載。

 2リッター直列4気筒エンジンは、最高出力220馬力を8000rpmという高回転で発揮するなど、当時のホンダエンジンの真骨頂である高回転・高出力な自然吸気を継承していました。

 組み合わされるトランスミッションは6速MTのみとされるなど、硬派なモデルです。

 外観では小ぶりな前後アンダースポイラーが装着されるに留まり、派手さはありませんが、内装ではレカロ製バケットシートを装備するなど、スポーティさを主張しています。

 足まわりには前後ダブルウイッシュボーンを採用し、1390kgと比較的軽量なボディと相まって、高い運動性能も発揮。

 ハイパワーなエンジンながら気難しさは皆無で、使い勝手のよい高性能モデルでしたが、この代を最後にユーロRはラインナップから消滅し、以降の国内仕様では高性能モデルは設定されていません。

 ちなみに、6代目アコードのユーロRは、欧州では「アコード タイプR」として販売されていました。

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