チャイルドシート義務化から20年 「義務」知らない親が1割存在!? 今どきの親のホンネとは

チャイルドシートの使用が6歳未満の子どもに対して義務化されてから、2020年4月で20年が経過しました。しかし、いまなおチャイルドシート未使用による死亡事故があとを絶ちませんが、最近の親はチャイルドシート使用についてどのような認識を持つのでしょうか。

嫌がる子どもに苦戦? チャイルドシートめぐる親の認識とは

 子どもとのドライブで欠かせないチャイルドシートですが、6歳未満の子どもへの使用が義務化されてから、2020年4月で20年が経過しました。しかし、いまなおチャイルドシート未使用による死亡事故があとを絶ちません。

 そんななか、1000人以上のパパ・ママを対象にしたチャイルドシート装着に対する調査がおこなわれましたが、はたしてどのような結果となったのでしょうか。

今どきの親のチャイルドシートに対する意識とは
今どきの親のチャイルドシートに対する意識とは

 今回、2020年7月21日から24日にかけて三井ダイレクト損保がおこなった調査は、自家用車を持ち、チャイルドシート使用経験のある、子どもがいる全国の20歳から49歳の男女1103人が対象で、インターネット上でおこなわれました。

 この調査のなかで、「6歳未満の幼児にはチャイルドシートの使用義務があることを知っていた?」という問いに対し、「知っている」と回答した人は90.9%。「知らない」と回答した人は9.1%となりました。

 また、「交通事故においてチャイルドシートを装着していないと自身の法律上の責任(過失割合)が加算されることがあるのを知っていた?」という問いに対しては、「よく知っている」が49.2%、「詳しくはないが知っている」38.0%。「知らなかった」が12.8%となりました。

 子どものいるドライバーであれば知っておくべき知識ですが、いまだ認知していないドライバーが一定数いることがわかります。

 調査をおこなった三井ダイレクト損保は、調査結果について次のようにコメントします。

「近場へのお出かけ時など、お子さまが嫌がると、ついついチャイルドシートに乗せずに運転してしまうかもしれませんが、チャイルドシートの使用は交通事故の被害からお子さまを守る大切なものです。

 この機会にぜひ一度、あらためてご自身のチャイルドシートの使い方を確かめていただきたいと思います」

※ ※ ※

 三井ダイレクト損保は、チャイルドシート装着についてほかにも調査を実施しました。

 まず1103人の親のうち73.1%が、チャイルドシートシートへの着席を子どもに嫌がられ、苦労した経験があると回答しました。20代/30代/40代と世代別に比較すると、若い親ほど苦労する傾向がみられたということです。

 そして、チャイルドシートの着席で苦労した経験があると回答した73.1%の親(806人)に対して、子どもが嫌がったことでクルマの利用自体を断念したことがあるか聞いたところ、34.7%が「ある」と回答しました。

 また、苦労した経験のある親806人に、子どもへの効果的な対処法を聞いたところ、もっとも多かった回答は「飲み物・食べ物を用意する」というものでした。

 三井ダイレクト損保は、この調査の結果について「ときにはクルマの利用を断念することもあるほど、チャイルドシートを嫌がる子どもに苦労をした方が多くいることが良くわかりました。

 そのなかで多くの方が『効果的だった』と感じた対処法は、他の方にも参考にしていただけるのではないかと考えています」とコメントしています。

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