日産新型SUV「キックス」の実燃費をテスト! 新開発e-POWERの強みと弱点とは

2020年6月に発売された日産新型「キックス」は、SUVとして初めてe-POWERを搭載しました。新型キックスの実燃費を調査すべく、高速道路やワインディング、一般道で走行テストをおこないました。

最適化したe-POWERを搭載した新型キックス

 2020年6月に発売された新型「キックス」は、日産としては10年ぶりの新規車種であり、「ジューク」のポジションを担う新たなコンパクトSUVとなります。

SUV初のe-POWERを搭載した日産新型「キックス」
SUV初のe-POWERを搭載した日産新型「キックス」

 すでに「ノート」や「セレナ」で一定の評価を集めている「e-POWER」をSUVに初搭載する点や、駆動方式は2WDのみということも話題となっています。

 もともとキックスは、海外で先行して販売されていた世界戦略車であるだけに、さまざまニーズをカバーする実力を兼ね備えているといえるでしょう。

 そんな新型キックスの気になる燃費性能について、さっそくテストしてみました。

 日本仕様のキックスはe-POWER専用車となっており、搭載されるエンジンはノートやセレナと同じく1.2リッター直列3気筒ガソリンエンジンで、こちらは発電専用です。

 駆動用としては、既存のe-POWER車と同様のEM57型モーターが搭載されていますが、新型キックスの出力は129馬力/260Nmとノートよりも強化され、力強い加速を実現しているとされています。

 WLTCモード燃費は21.6km/L、市街地モードが26.8km/L、郊外モードが20.2km/L、高速道路モードが20.8km/Lとなっています。

 今回は神奈川県横浜市をスタート地点とし、首都高、保土ヶ谷バイパスを経由して東名高速道路に入り、小田原厚木道路の小田原西インターまでの高速道路区間。

 そこからターンパイクを上り、大観山スカイラウンジを経由し、箱根新道を通って西湘バイパスまで下るワインディング区間、そして、国道134号線から国道246号線などを経由し横浜市へ戻る一般道区間を経由し、約170kmの道のりを走破しています。

 その結果は、170.5kmの走行で燃費は19.31km/Lという数値でした(車両の燃費計の数値から計算)。

 カタログ上での燃費数値はWLTCモード燃費で21.6km/Lですから、カタログ燃費に届かない数値となりましたが、テスト日は酷暑の真っただ中で、エアコンがフル稼働だった点を考慮するとそこまで悪い数値とはいえないかもしれません。

 なお、テスト時の走行モードはアクセルオフで回生ブレーキを使用することができる「e-POWER Drive」を活用するために「ECO」モードとし、プロパイロットは未使用、エアコンは24℃のフルオートとしました。

●高速道

走行距離:67.7km
実燃費:21.7km/L

 横浜市の日産グローバル本社を出発し、首都高から保土ヶ谷バイパスを経由して東名高速に入り、小田原厚木道路を通る今回のルート。

 猛暑のなかということでエアコンはほぼフル稼働で、さらに横浜町田インターから海老名ジャンクション付近までは渋滞が続くという状況での走行となりました。

 エンジンが駆動に繋がっていないe-POWERは高速巡行が苦手という弱点がありますが、今回は渋滞があったことが逆に功を奏したのかカタログ値の20.8km/Lを超える21.7km/Lをマーク。

 また、発電用エンジンの制御を最適化した結果か高速巡行時でもエンジン音はほとんど気にならず、タイヤのパターンノイズの方が目立つほどで、新型キックスの静粛性の高さが際立っていました。

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