スカイラインのワゴンは意外とカッコいい!? イメージと違うスタイリッシュな車3選
スカイラインにもステーションワゴンがあった!?
●日産「スカイライン ワゴンGT」
現在、セダンのみとなっている日産「スカイライン」ですが、かつては複数のボディタイプを設定しており、3代目からはステーションワゴンとライトバンを設定。ステーションワゴンは7代目まで、ライトバンは6代目までラインナップされていました。
このうち7代目スカイラインは1985年に発売され、ステーションワゴンは1986年に追加でラインナップ。
外観はセダンと同じフロントフェイスに、直線基調で伸びやかなワゴンボディとされ、大きく傾斜したリアハッチが特徴的です。
また、テールランプはスカイライン伝統の「丸テール」ではなく、角型の専用デザインとされ、全体の佇まいはラグジュアリーなイメージとなっています。
7代目から大きく変わったポイントとしてエンジンがあり、6代目までの「L型」を廃止し、6気筒モデルは新世代の「RB型」が搭載されました。
また、RB型では「スカイラインGT-R」の「S20型」以来となる直列6気筒DOHCエンジンが復活。ワゴンには「RB20ET型」ターボエンジンもラインナップされました。
トップグレードの「ワゴン GTパサージュターボ」は、このRB20ET型を搭載したモデルで、最高出力170馬力(グロス)を発揮し、ステーションワゴン界のグランツーリスモといったところです。
しかし、1989年に登場した8代目でステーションワゴンは廃止され、1996年にスカイラインとシャシを共有するステーションワゴン専用車「ステージア」が発売されました。
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前出のクラウンやスカイラインだけでなく、昔はホンダ「シビック」にライトバンやステーションワゴンが設定されていたり、トヨタ「カローラ」や三菱「ランサー」にもライトバンが設定されていました。
昭和の時代にはライトバンは個人商店でマイカーとしても使われていたこともあり、各メーカーとも数多く販売していましたが、段々と需要もなくなり、生産の合理化とともに消えてしまい、現在に至ります。