決め手は居住性? いまやマツダで人気No.1 小型SUV「CX-30」選ばれる訳は
2020年上半期のマツダでいちばん売れたクルマはコンパクトSUVの「CX-30」です。マツダにはすでにコンパクトSUVとして「CX-3」が存在するなか、新たに加わったCX-30をユーザーが選ぶポイントとは、いったいなんでしょうか。
2020年上半期にいちばん売れたマツダ車「CX-30」
マツダ「CX-30」は2019年10月に登場したコンパクトSUVです。当初から人気を集め、2020年上半期(1月から6月)で1万5937台が登録され、同期間でもっとも売れたマツダ車となりました。
他社で近いボディサイズのコンパクトSUVとも比較すると、トヨタ「C-HR」は1万8389台、ホンダ「ヴェゼル」は1万8090台という記録で、CX-30はそれに迫る売れ行きです。
また、マツダのSUVには同じコンパクトSUVの「CX-3」もラインナップされる状況ですが、CX-30が選ばれるポイントとはいったいどんなものなのでしょうか。
CX-30は、マツダのSUVのラインナップのなかではCX-3とCX-5の中間に位置しています。
CX-30のボディサイズは全長4395mm×全幅1795mm×全高1540mmです。
CX-3は全長4275mm×全幅1765mm×全高1550mmなので、CX-30はCX-3より全長が120mm長く、全幅が30mm広く、全高が10mm低いサイズとなります。
両車では全長がもっとも異なるポイントである一方、全高はCX-30のほうが低く設定されていることから、見た目のサイズ感は大きく異なり、CX-30はだいぶ立派なクルマになった印象を受けます。
一方、上位のCX-5(全長4545mm×全幅1840mm×全高1690mm)に対しては、CX-30は車高の高さによる立体駐車場の制限も受けにくい、という長所があります。
ほかにも、CX-30が選ばれる理由はあるのでしょうか。人気の理由をマツダの販売店スタッフに聞きました。
──ユーザーがCX-30を選ぶポイントとは、いったいなんでしょうか。
まずは、最新のマツダSUVであることです。CX-30はマツダの共通デザインコンセプト「魂動デザイン」のなかでも、もっともアップデートされたデザインを採用していますし、ほかのラインナップと比べても見た目の印象から受ける目新しさが違います。
──ボディサイズの面でCX-30の上下に位置するマツダSUVとして、CX-3やCX-5があります。これらと比べて、CX-30が選ばれるポイントにはどういったものがありますか?
CX-3やCX-5と比べて目新しさが違うことはもちろん、CX-30はボディサイズと居住性のバランスが高いレベルで取れていることはポイントかと思います。
例えば、CX-30は運転席と助手席の左右の座席間隔が、上級車種のCX-5と同じ広さが取られています。そのため、CX-3に近い扱いやすいボディサイズでありながら、居住性はCX-5に迫るということがあります。
CX-30とCX-3のどちらが良いのか迷われる人にCX-30の居住性のよさを訴求すると、「これは良い」と、そこが決め手となる場合もあります。
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