バックモニター装着率は上昇も後退時事故なぜ減らない? 依存しすぎでメリットがゼロにも

将来のミラーレス時代の安全性もドライバー次第か

 今後、電子式ミラーといえるカメラモニタリングシステム(CMS)が主流になり、従来のルームミラーやドアミラーもいらないミラーレス車の時代が到来するといわれています。

「ミラーレス車における視認可能な範囲の広さは、ともすればドライバーを油断させ、知らず知らずのうちに視点を特定の方向に集中させてしまうことがあります。

 バック時は、必要に応じて前後左右にも注意を向ける必要があることを忘れないでください。また、ミラーレス車であっても、乗車の前に異変がないかどうか、クルマの周囲を確認することも大切です」(前出・JAF高木氏)

ミラーの機能をデジタル化したクルマも増加傾向にある(写真:日産「キックス」のインテリジェントルームミラー)
ミラーの機能をデジタル化したクルマも増加傾向にある(写真:日産「キックス」のインテリジェントルームミラー)

※ ※ ※

 前出のJAFの高木氏は、いくらクルマが進化しても、基本を忘れないことが大切といいます。一番危険なのは、慣れることで注意力が散漫になることでの安全確認を怠ることです。

 クルマは常に進化します、便利にもなりますが、それを使うドライバーが安全への意識、基本を忘れてしまえば、そうした技術は何も意味もありません。

 自宅の駐車場や、保育園や幼稚園の送り迎えで我が子を事故に巻き込んでしまうという痛ましいニュースを聞くことがあります。

 急いでいるとき、自宅の敷地内でつい安心してしまっているときこそ、基本を忘れず安全確認をおこないましょう。

【画像】これはエグい…色々な事故の画像を見る(13枚)

【2023年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

2件のコメント

  1. 基本は目視、バックアイは駐車の仕上げの道具
    それを目視せずにミラーとカメラと言う僅な情報をうのみにしてか?ミラーで後退するのが上手い運転だと格好つけてるのか?かなり危ない現実だな。

  2. バックモニターに限らずサイドミラーまでモニター化してる現代。
    進化は退化と隣り合わせということでしょうか。
    自分の目で見る目視には敵わないと思うので、バックモニターは付いてますがチラ見する程度ですww

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー