トヨタ小型ミニバン「シエンタ」なぜ大人気? 発売6年目に見せるブレない人気とは
トヨタ「シエンタ」は近年の新車市場で高い人気を誇る小型ミニバンです。ミニバントップの販売台数を誇る背景には、改良による商品力強化だけでなく、ほかにも要因があるといいますが、いったいどんなことが挙げられるのでしょうか。
発売から丸5年 シエンタはなぜ売れ続ける?
日本の新車市場においてミニバンは人気のカテゴリのひとつですが、トヨタ「シエンタ」はそのなかでもとくに好調な売れ行きを誇るモデルです。発売から年数が経ったにも関わらず、販売台数は一時より盛り返しているといいますが、いったいどんな要因があるのでしょうか。
シエンタは、初代モデルが2003年9月に発売されたコンパクトミニバンです。現行型となる2代目モデルは、2015年7月に発売。2018年9月にはマイナーチェンジを受け、2020年8月現在で発売から6年目となるモデルとなります。
日本自動車協会販売連合会によると、2020年上半期(1月から6月)において、もっとも販売台数が多かったミニバンは4万194台を販売したシエンタで、総合6位という結果となりました。
そして、2代目シエンタの過去の年間販売台数を見てみると、2015年は6万3904台、2016年は12万5832台、2017年は9万6847台、2018年は9万4048台を記録した後、2019年には11万880台と、ピークとなった2016年に迫る売れ行きを見せました。
シエンタが販売開始から長い期間が経過しても好調な売れ行きを記録する要因とはいったいなんでしょうか。
まず2018年9月のマイナーチェンジの効果について、トヨタの販売店スタッフは次のように説明します。
「もともとシエンタは、低床設計による広い室内空間や使い勝手の良さで人気がありました。
その後、2018年9月におこなわれたマイナーチェンジで、お客さまから要望が多かった2列シート仕様の『FUNBASE(ファンベース)』が追加されました。これにより、さまざまなニーズに応えられるようになったのは人気の要因かと思います」
いざというときに多人数乗車できるメリットを重視して、ミニバンに3列目シートを強く求めるユーザーは一定数存在しますが、その一方で2列シートの小型トールワゴンに対する需要もかなりあります。
そのため、シエンタより小型な2列シートのトールワゴンとして、トヨタにラインナップされている「ルーミー」や「タンク」も、それぞれ2020年の販売ランキングでは総合8位と総合14位、販売台数は3万7622台と2万8458台を記録し、好調です。
そしてもうひとつの要因として、前出とは別のトヨタの販売店スタッフに聞くと「シエンタを購入されるお客さまのなかには、ほかの車種と迷わずに『シエンタ一択』と話す人が目立つ印象があります」と話し、一定の“指名買い”需要があるといいます。
マイナーチェンジによる商品力強化や、長年人気モデルであり続けたことで育まれた知名度の高さが、好調な売れ行きにつながっているといえます。
シエンタよりもフリードのほうが広いんだけどね。
シエンタが売れるのはトヨタだから。
フィットとアクアもそう。
アクアは狭すぎて身長160センチ前後の小男しかまともに座れない後部座席。
もしアクアをホンダが出してたら全然売れないでしょう。
逆にフィットをトヨタが出してたら販売台数ダントツ一位でしょうね。