下位グレードこそ楽しい!? トップグレードじゃなくても魅力ある車5選

多くのクルマはさまざまなグレードを展開していますが、トップグレードは装備が充実し、動力性能も高いのが一般的です。しかし、必ずしもトップグレードでなくとも、運転が楽しいクルマも存在。そんな魅力あるグレードが設定されたモデルを5車種ピックアップして紹介します。

パワーや装備が劣っていても楽しいクルマとは!?

 昭和の頃、新車を買う人の多くが「一番高いの持ってこい!」というように、とにかくトップグレードに人気が集中していたといいます。

意外と狙い目な下位グレードのクルマたち
意外と狙い目な下位グレードのクルマたち

 実際、かつてはグレードによってエンジンの性能や装備だけでなく、外観も大きく変わるケースもあり、ひと目でトップグレードか下位グレードかの判別ができました。

 近年はグレードによる外観の違いは昔ほど変わらなくなりましたが、それでも動力性能や装備は、当然のように異なります。

 一方で、必ずしもトップグレードではなくても、ドライビングプレジャーが感じられるモデルも存在。そんな下位グレードでも運転が楽しいクルマを5車種ピックアップして紹介します。

●トヨタ「カローラスポーツ G”X”」

若い人に乗って欲しいという想いで開発された「カローラスポーツ」
若い人に乗って欲しいという想いで開発された「カローラスポーツ」

 2018年に発売されたトヨタ「カローラスポーツ」は、現行モデルのカローラシリーズに先駆けてデビュー。2006年まで販売されていた「カローラランクス」以来となる5ドアハッチバックの復活が大いに話題となりました。

 カローラスポーツは全長4375mm×全幅1790mm×全高1460mmのロー&ワイドなボディで、外観は洗練されたフロントフェイスに、曲面を巧みに組み合わせたグラマラスでカタマリ感のあるデザインが特徴です。

 パワーユニットは116馬力を誇る1.2リッター直列4気筒ターボエンジンもしくは、システム出力122馬力の1.8リッター直列4気筒ハイブリッドを搭載。

 トップグレードはもちろんハイブリッド車ですが、1.2リッターターボエンジン車にはCVTに加え、6速MTが設定されています。

 サスペンションは全グレード共通でフロントにストラット、リアにダブルウイッシュボーンの4輪独立懸架を採用し、高いコーナリング性能を実現。同じく、全グレードとも4輪ディスクブレーキが装備されるなど、スポーツの名に恥じない仕様となっています。

 ベーシックグレードの「G“X”」(6速MT)の価格は216万9200円(消費税込、以下同様)。先進安全技術などの装備も充実しており、かなりお買い得なグレードではないでしょうか。

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●マツダ「マツダ2 15MB」

シンプル装備でカスタマイズにも最適な「マツダ2 15MB」
シンプル装備でカスタマイズにも最適な「マツダ2 15MB」

 マツダのエントリーモデル「デミオ」は、1996年に初代が発売され、シンプルで飽きのこないデザインと十分な出力、安価な価格などの相乗効果で、ヒット作になりました。

 現行モデルは2014年に登場した4代目にあたり、2019年9月のマイナーチェンジで、車名をグローバルで統一する「マツダ2」になりました。

 搭載されるパワーユニットは1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンか、クラスで唯一の1.5リッター直列4気筒ディーゼルエンジンを設定。全グレードで2WDと4WDが選べるなど、さまざまなニーズに対応。

 外観はマツダのデザインコンセプトである「魂動デザイン」により、精悍さと力強さを表現。内装も上級車とイメージを共通とすることで、上質でスポーティなコンパクトカーとして評価されています。

 トップグレードはディーゼル車の「XD L Package」で、レザーシートを採用する豪華装備のモデルですが、6速ATと6速MTが設定されるなど、スポーティさも忘れていません。

 さらに走りに特化したグレードとしてモータースポーツベース車の「マツダ2 15MB」をラインナップ。

 15MBは装備を簡素化し、エンジンはスタンダードグレードと同じ1.5リッター直列4気筒ガソリンながら、プレミアムガソリン指定で最高出力116馬力と6馬力向上しています。

 トランスミッションは6速MTのみで、ギア比のクロスレシオ化と最終減速比が変更され、コーナーでの立ち上がり加速を重視したセッティングです。

 15MBはモータースポーツベース車とはいえ、エアコンやパワーステアリングなどの快適装備や、先進安全技術も搭載されており、普段使いもまったく問題ありません。

●スズキ「スイフトRS」

ベーシックカーながらスポーティさを忘れていない「スイフト」
ベーシックカーながらスポーティさを忘れていない「スイフト」

 スズキはコンパクトカーの「カルタス」の後継車として、2000年に初代「スイフト」を発売。新世代のベーシックカーとして、一時は新車価格が70万円台からとするなど、人気となりました。

 現行モデルのスイフトは2016年に発売された4代目にあたり、欧州やアジア圏でも販売されるグローバルカーです。

 エンジンは全グレードで共通の91馬力の1.2リッター直列4気筒を搭載。さらに13.6馬力のモーターを組み合わせたハイブリッドと、3.1馬力のモーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッド、エンジンのみで駆動する3種類に大別されています。

 なかでも最廉価の「XG」グレードと、中間グレードの「RS」にはCVTと5速MTが設定されており、欧州仕様の足まわりがおごられたRSは870kg(MT)の軽量な車体と相まって、十分にスポーティな走りが可能です。

 スイフトには高性能な1.4リッターターボエンジンを搭載する「スイフトスポーツ」がありますが、RSならばパワー使い切る楽しさが味わえます。

 価格(消費税込)は「XG」が153万5600円から、「RS」は178万2000円からです。

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