ホンダ「フリード」はなぜずっと人気が続く? SUV風ルックで新登場した「クロスター」の評判は
コンパクトミニバン市場のなかでも、根強い人気を誇るのがホンダの「フリード」です。2020年上半期もその販売が衰えることなく、安定した販売台数を叩き出しています。なぜ、ここまでして人気が続くのか、その真相について迫っていきます。
いまなお順調に売れ続けるフリード! その人気が衰えない理由とは?
コンパクトミニバン市場のなかでも、安定した販売を誇っているのがホンダの「フリード」です。日本自動車販売協会連合会が発表する2020年上半期(1月から6月)の販売台数は3万8844台となり、ノートやシエンタに続き7位となっています。
フリードは、ホンダを代表するコンパクトカー「フィット」をベースに、両側スライドドアと3列シートを備えたミニバンとして、2008年に登場しました。
コンパクトカーならではの取り回しの良さとミニバンのユーティリティを併せ持った1台であることから、ファミリー層を中心に人気を集めています。
直近の販売データを振り返ると、2017年度の販売台数は10万4405台にのぼりました。翌年以降は2018年が8万4121台、2019年が8万5596台と安定した販売を記録しています。
どうしてフリードはいまもなお順調な売れ行きを誇っているのでしょうか。フリードについて、ホンダの販売店では次のように話します。
「サイズ感やパッケージングなど、非常に購入しやすいクルマであることから、いまもなお根強い人気を誇っています。
実際、ご購入者様の多くから、癖がなく乗りやすいといった声が寄せられることも多いです。また、運転席は女性目線で作られているので、奥様でも運転しやすいのが高評価を得ているポイントになります。
ユーザー層には、家族連れのお客様が中心となります。なかでも、とくに目立っているのは未就学児のお子さまを持つご家庭です。また、これから家族が増えると考えているご夫婦からも、選ばれるケースが多いです。
そして、最近の新型車のなかには前衛的なデザインのクルマも存在するなか、ファミリー層向けのクルマは自分の色を主張しないデザイン性が求められる傾向にあります。したがって、癖の少ないフリードが売れ続けていると考えられます。
当販売店において、半年または数年単位で納車がない車種もあるなか、毎月コンスタントに販売台数を叩き出しているフリードは、非常に順調な売れ行きといえるでしょう」
誰でも扱いやすい使い勝手や子どもに配慮された設計という機能面での人気のほか、主張しすぎないマイルドなデザインも、フリードが安定した人気を獲得している要因のようでした。
フリードの中古を探してる(フリードプラス、ハイブリッド四駆)けれどタマがホントに少ない
フリードを購入されるユーザーの大半は、個性的なデザインを求めている方という印象です。
これ間違ってませんか?