主力の人気モデルが続々上陸! 2020年後半に日本にやってくるフランス車とは
欧州ベストセラーカーや日本で人気の「カングー」の強力ライバルも登場
ルノーからもBセグメントカーである新型「ルーテシア」の2020年10月ごろの導入が発表された。

新型ルーテシアは2019年の欧州ベストセラーカーであり、出来の良さは欧州のお墨付き。日本仕様の詳細は8月末ごろから公開されるというが、360度カメラをはじめとする先進運転支援システムを装備し、上位モデルなみの質感と走り、快適性を向上させているという。
欧州仕様にはハイブリッド版やディーゼル版、スポーティなルノースポール仕様など、幅広い仕様が用意されている。日本仕様がどうなるのかに注目しよう。
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シトロエンの注目の新型車は「ベルランゴ」だ。

両側スライドドアを備えたレジャー&アクティビティビークルで、2019年に限定版となるデビューエディションが2回にわたって先行発売されたが、そのどちらもすぐに完売。そんな人気車が2020年の秋にカタログモデルとなる。
パワートレインは最高出力130ps・最大トルク300Nmの1.5リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンにアイシン製の8速ATを組み合わせる。ファニーなルックスだが、自動ブレーキやACC、レーンキープアシストなどの先進運転支援システムも一通り採用されているのも嬉しいポイントだ。
DSからも2020年後半に導入される新型車がある。それが「DS3 CROSSBACK E-TENSE」だ。これはBセグメントのSUVである「DS3 CROSSBACK」のEV版となる。

欧州仕様では、100kWのモーターと50kWhのリチウムイオン電池を搭載し、最大320km(WLTPモード)の航続距離を謳う。電池を積みながらも、居住空間やトランクスペースを犠牲にすることがなく、5人乗車でクラス最大級の約350リッターの荷室を確保。詳細な日本仕様は、7月29日の発表会にて公開されるという。
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最後に予想として、プジョーのコンパクトSUVである「2008」の新型モデルを挙げてみたい。2008は名称の通りにハッチバックモデル「208」のSUV版だ。

ベースとなる208が新世代に代替わりしたということで、昨年6月にデビューしたSUV版の2008も新型が日本導入されるのでは!? というわけだ。
新世代2008は先代モデルよりも約140mm全長が伸びている。ハッチバックの新型208と同じく、より力強いルックスになっているのが特徴だ。
コンパクトなSUVは日本でも人気上昇中のジャンル。意外にも208よりも、こちらの方が人気者になる可能性もあるのではなかろうか。期待の1台だ。
Writer: 鈴木ケンイチ
1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを、分かりやすく説明するように、日々努力している。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。



























