さすがに過激すぎ!? ゴリゴリのエアロパーツ車3選

スーパースポーツにふさわしいエアロパーツとは

●ホンダ「S2000 タイプS」

シリーズの集大成として過激なエアロパーツが装着された「S2000 タイプS」
シリーズの集大成として過激なエアロパーツが装着された「S2000 タイプS」

 1980年代に国内人気となったレース「全日本ツーリングカー選手権」では、市販車をベースにしたグループAカテゴリーによって戦われ、日産「スカイラインGT-R」やBMW「M3」、ホンダ「シビック」などが活躍。

 そして、1990年代の後半からは、市販車をベースしながらも改造範囲が格段に広くなった「全日本GTカー選手権」に移行すると、やはり人気となりました。

 なかでもトップカテゴリーのGT500では、ホンダ「NSX」、トヨタ「スープラ」、スカイラインGT-Rといった、各メーカーの最高峰に位置するマシンが戦ったことで、注目を浴びます。

 そのGTカーたちの必須アイテムだったのが、後に「GTウイング」と呼ばれたリアウイングで、各車が装着することでダウンフォースを得ていました。

 このGTウイングがいわゆる「走り屋」たちから人気となり、アフターマーケットで多数販売され、純正装着するモデルも登場。その1台が2007年に発売されたホンダ「S2000 タイプS」です。

 S2000は1999年にホンダの創立50周年記念事業のひとつとして登場したFR駆動のオープンスポーツで、250馬力を発揮する2リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載するなど、高性能さが称賛されたモデルです。

 なかでもS2000 タイプSは、左右に大きく張り出したフロントスポイラーが装着され、高速走行時のダウンフォースだけでなく、ボディ下面に流入する気流をコントロール。

 さらに巨大なリアウイングは中央部を湾曲させた造形で、シート後方の乱流を積極的に整流する効果があります。

 このような巨大なGTウイングは、S2000以外にもマツダ「RX-7」や、スバル「WRX STI」などのコンプリートカーで採用されましたが、現在はほとんど見られなくなりました。

※ ※ ※

 日本においてエアロパーツが本格的に登場したのは1970年代の初頭です。日産「フェアレディ240ZG」やトヨタ「カローラレビン/スプリンタートレノ」、三菱「ギャランGTO」などが、オーバーフェンダーやリアスポイラーを装着していました。

 しかし、当時の運輸省(現在の国土交通省)が認可しなくなり、1970年代中頃には一旦消滅しましたが、1980年代に復活し、次第に大型化していき現在に至ります。

 実際、公道における速度域ではエアロパーツによる効果はほとんど期待できないとされていますが、やはり高性能車は見た目も大事ですから、エアロパーツは消えることはないでしょう。

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