七夕にマツダ「RX-7」が大集合! 歴史的ロータリー車が自然発生的に集まったワケ
横浜ベイブリッジ開通後間もない頃から集まっていた?
ショウさんいわく、「1995年頃、RX-7のチューニングショップの人から、『大黒PAで毎年7月7日にセブンが集まってるんだよ』という話を聞きました。その時点で、少なくとも2年から3年ほど前から集まっていたのでしょう。
最初はRX-7やロータリー車の専門店が中心となって呼び掛けていたようですね。当時はまだスマホはもちろん、インターネットすら一般にはほとんど普及していませんでしたから」
1989年に横浜ベイブリッジが開通し、同時に大黒PAがオープンして2年から3年経った頃から、すでに「セブンの日」はあったのかもしれません。
もうひとり、1990年代終わりの頃から何度か訪れている3代目RX-7(FD)を所有する静岡県在住のKさんは、近年のセブンの日の傾向を以下のように話してくれました。
「昔は直管マフラーを付けたクルマなども多かったですけど、最近は改造車もずいぶんと穏やかになりました。セブンオーナーは、ホントにクルマが好きでロータリーが大好きな人ばかりですから、世代に関係なくいろいろな話ができて楽しいですよ。
若い人も礼儀正しい方が多くて、マナーを守っていますね。
派手な改造車のように見えても、ほとんどは公認(構造変更)車検を取っていますから、違法改造ではありませんし」
セブンの日はセブンオーナー以外にも国産スポーツカーファンの間でも人気で、この日は日産のR32型・R33型・R34型「スカイラインGT-R」やトヨタのAE86型「トレノ」/「レビン」、ホンダ「シビックタイプR」など、1980年代から1990年代の人気車も多く見かけることができました。
セブン以外の歴代ロータリー車も多数訪れており、マツダ「ルーチェ」やユーノス「コスモ」、新しいところではマツダ「RX-8」など、皆さん仲良く、和気あいあいとロータリー談義、スポーツカー談義に花を咲かせていました。
また、アメリカでも大人気のRX-7。横須賀米軍基地の軍人さん所有のYナンバーを付けたRX-7も数台見られました。
ところで、セブンの日に集まったRX-7たち。7にちなんだ希望ナンバーはどれくらいあったでしょうか。
大黒PAと海ほたるに停まっていた約70台のナンバーを調べてみたところ、およそ6割が「7」に関連するナンバーでした。やはり、ひとケタの「7」が圧倒的に多く、「77」が2台から3台ほど、といったところでした。
ナンバーといえば、少なくとも20年以上は大切に乗られてきたであろう、横浜35や所沢34など、2ケタナンバーを付けたセブンも10台以上停まっていました。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
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